トップバードカービングの部屋製作記録スズメフクロウ >8.SBCで試作(失敗?)


スズメフクロウの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 レジンアイ製作


 フクロウ類は、他の鳥と比べて目のレンズが厚い傾向にあります。
 そのせいか、近くは良く見えないみたいです。うちのボウ(アフリ
 ワシミミズク)も、近くは良く見えていないようです。
 
 市販のガラスアイだと、レンズが薄すぎてフクロウ類に使うのには
 少々無理があります。なんで、8mmのアクリル棒を削り出して自作し、
 それから型を取って、UVレジンで複製しました。
 
 写真の1番左が市販のガラスアイです。厚さが足りず、カーブもゆる
 すぎます。2,3番目がUVレジンで作ったアイです。3番目は流石に厚
 すぎたので不採用にしました。
 
 型は「おゆまる」で取っているのですが、8mmのアクリルアイの型は
 始めてだったので苦労しました。最初、普通にお湯で温めて型取り
 したら、原型と「おゆまる」の間に水が入って、綺麗に取れなかった
 です。お湯で温めるのをやめて、ドライヤーで温めたら綺麗に取れま
 した。
 
 なお、シリコンで型取りする方法もあるのですが、シリコンだと透明
 でないので、UVレジンの紫外線硬化の性能が悪いです。また、何回か
 抜くと、シリコン表面が犯されるのか、レジンアイが白濁します。
 
 SBCで試作

 前回の図面を少し修整し、スタイロフォーム(カネライトフォーム)で試作しました。
 サクッと行けるかと思ったのですが、試作2号はものの見事に失敗しました。
 頭が難しいです。
 
 それで試作3号は頭だけにしました。
 どうもイメージと違うのですが、大分マシになったので試作4号を作ってみました。
 胴体は大体良いと思うのですが、喉周りが少し気に入らないです。
 うちのボウをかなり参考にして、喉と胸を分けたのですが、何か違うような気がします。
 これはこれで間違ってはいないと思うのですが、喉が大きすぎたかもしれないです。
 喉と胸は分けなくても良いのかもしれません。(喉を意識はする必要ありますが)
 ボウも、首を伸ばしたり縮めたりすると全然違って見えるので難しいです。
 もう少し試作してみようと思います。
 
 キット化しようと思っていたのですが、思った以上に難しいので微妙です。
 何かしらのドキュメントは残すと思いますが、販売品にはならないかもです。
 


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