トップバードクレイの部屋製作記録ハクブンチョウU >3.尾・翼の羽枝出しまで


ハクブンチョウの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 1号機 尾・翼の羽枝出しまで

 写真は、左から「羽出し完了」「テクスチャチング」「尾・翼の羽枝出し」です。
 1号機は羽出しにグラインダーを使っています。尾・翼はグリーンストーンで軽くなぞっている程度ですが、
 それ以外の羽はダイヤで削っています。写真では分かり難いですが、所々スタイロフォームが露出している
 所があります。
 
 羽出しの後、ホワイトストーンでテクスチャリングして、一応目止めの意味でポリウレタンバーニッシュを
 全体に塗って、その後ジェッソを塗っています。目止めにラッカーを使っていない理由はスタイロを溶かさ
 ないためです。この粘土は結構水を吸うので目止めは必須だと思います。折角入れたテクスチャリングも、
 水分を含むポリウレタンバーニッシュを塗ることで、大分ふやけて消えてしまいました。
 
 ジェッソの後、ヤスリがけせずに羽枝出しを行います。写真は光の加減で良く分からないと思いますが、
 そこそこ綺麗に入ります。木や石粉粘土の場合焦げ目がついて、黒や茶色になりますが、今回は溶かす感じ
 なので、焦げ目はつきません。その分、後の色塗りが楽になります。ただ、白すぎてバーニングし難いと
 言う難点はあります。ちなみに、バーニングはスタイロにする時と同じで、マイペンアルファのメモリ2.5
 で行っています。カブとかだと温度高すぎます。
 
 2号機 尾・翼の羽枝出しまで

 2号機は羽出しをモデラだけで行っています。グラインダーは使っていないです。また、テクスチャリング
 も甘くしています。削っていないので、スタイロが露出することはないですが、翼や尾のエッジがやや甘い
 ような気がします。ただ、柔らかい羽は1号機より綺麗に出ていると思います。
 

 今回は、かなり実験色の濃い作業になってしまいました。目止めに
 使ったポリウレがどの程度役に立つか不安な所ですが、失敗したら
 失敗したらで割り切ろうと思います。十分データは取れました。
 
 11月中に完成させたかったのですが、間に合いませんでした。
 上手くすれば、次回完成できるかもしれません。
 

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