トップバードクレイの部屋製作記録ホトトギス >7.尾、風切羽の下書き


ホトトギスの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 尾、風切羽の下書き

 久しぶりにホトトギスの製作を進めます。
 ひとまず、荒削りは終わっているので、羽出しを行います。
 一気に、羽出し削りまで行おうと思ったのですが、どうも時間が取れなくて、
 今回は大きい羽の下書きまでです。以下、下書きのポイントです。
 
  ・線はハッキリ&重ならないように書く。(削るとき迷わないため)
  ・羽の枚数は本物にしっかり合わせる。
  ・一枚一枚を意識して書く。(適当に書くと、後で羽軸を入れる時に苦労するため)
  ・ホトトギスの初列風切羽は外弁欠刻が無い。
  ・初列風切羽の羽軸寄りぐあいに注意する。
  ・今回は翼を下げているので、初列雨覆羽、小翼羽が見える。
  ・肩羽と背の羽を意識して書く。(肩羽の羽は大きめ)
  ・外側の尾羽は結構短いので注意する。
  ・中雨覆羽、小雨覆羽はあまり小さくしないようにする。
 
 書いた順番は以下です。
 
  初列風切羽⇒次列風切羽⇒初列雨覆羽⇒大雨覆羽⇒小翼羽⇒中雨覆羽⇒小雨覆羽
  ⇒肩羽⇒尾羽⇒上尾筒⇒背

 なお、下尾筒、頭、胸、腹、翼裏側の下書きは後で行います。
 また今回の下書きでは、羽の割れは書いていません。削りながら調整しようと思っています。
 

 ホトトギスは長い初列風切羽が特徴ですが、こいつが結構曲者です。
 以下の様に線を引くと、比較的楽です。
 
 @写真の様に羽の先端を直線で結び、均等に分割します。(7分割)
 A外弁側を翼の輪郭線に合わせて平行にひきます。
 B内弁側をひきます。
 
 以下、線を引き終えた写真です。


 ちょいと大型だったのと、カッコウ目の羽は始めて書いたので、
 少し苦戦しました。(2時間以上かかりました)
 まあ、何とか面倒な下書きは終わったので、後はひたすら削ろうと
 思います。
 
 下書きをしている最中、後でボウが気持ちよさそうに寝ていたので、
 ついでに一枚撮っておきました。フラッシュ焚いても起きないです。

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