トップバードクレイの部屋製作記録亜種オオカワラヒワ >17.色塗り その1


亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

カワラヒワ 色塗り その1

 花粉も飛び始めたので、一気にカワラヒワを片付けに行きます。
 ・・・って、勢いよく進めたら大変なことになりました。。
 
 アイリング〜ジェッソ

 ジョウビタキの時は苦労したので、ジェッソ前にアイリングの加工をしました。
 今回は、BurntUmberを練りこんで作っています。
 


 ジェッソ前に目をマスコングします。
 これで後から、ジェッソを剥がす手間が省けます。
 


 エアブラシでジェッソを噴いた結果です。
 まあ、こんなところでしょう。
 
 バーニングが甘かったのか、風切羽の羽枝が少々ヤバイ事になっています。
 脚の色塗り


 以下の手順で塗り。

 @ TransMagenta50% + TitaniumWhite45% + UrtraMarineBlue5% で全体(写真1)
 A TitaniumWhite でドライブラシ
 B YellowOxide でウオッシング 
 C エナメル塗料のブラウン+ブラックで墨入れ

 ちょっと、汚しすぎたかも。それと、血色が悪いかも。
 生きているカワラヒワの写真と、そんなに違っていないように思いますが、
 どうも、しっくりこないです。
 尾の補修

 脚が気に入らないと色々眺め回していたら、落としました!
 当たり所が悪く、尾のかなりの部分が欠けました!
 しかも、複雑骨折らしく、一部の破片を見つけることが出来ませんでした!
 エナメル塗料でラリって、頭がボーとしていたのが悪かったのかもしれません。
 にしても、痛すぎる事故です。

 事故のショックで、一気に戦意喪失しましたが、嘆いてもしょうがないので、
 補修作業を行います。欠損した右尾羽は全て諦め、一度全部削ってしまいます。

 右尾羽の当て木を作ります。折れてしまったの尾羽はシナ材だったので、
 今回はチュペロ材で作りました。今回の事故は多分、チュペロでも起きたと
 思いますが、チュペロならば複雑骨折にはならなかったかもしれません。

 接着面を確保するため、本体側には溝を掘っておきます。
 
 

 瞬着でしっかり接着します。
 ゼリータイプの瞬着で仮接着し、液体タイプの瞬着を流し込んでいます。
 

 隙間に軽量石粉粘土を盛っておきます。
 

 普通に羽出しします。
 予想以上に、がっちり接着できたので、ビクビクせずにすみました。
 
 

 バーニングします。
 瞬着が付いている所を焼くと、刺激のある煙がでます。
 ゴーグルをしながら作業しました。
 

 ラッカーとジェッソを塗って、概ね元通りです。
 しかし、かなり時間をロスしてしまいました。これで、今週完成は無理です。
 前向きに考えると、当て木の経験値を獲得できたのはよかったです。
 それと、思ったよりしっかり当て木できることが分かりました。
 しかし、何はともあれ、疲れている時や、ラリっている時は作業するものでは
 ないと言う、貴重な教訓を得ました。
 
 尾、翼の色塗り

 左から順に塗っていきます。水は多めにしています。
 
 @水で薄めた、BurntUmberで塗り分けます。エッジなど白い部分は多めに残します。
 ABurntUmberを塗り重ねます。@より広めに塗ります。こうする事で白部分との境界が自然にボケます。
 BAの要領で更にBurntUmberを塗り重ねます。
 CBurntUmber50% + UrtraMarineBlue50% で影を意識して塗ります。
 

 左から順に塗っていきます。水は多めにしています。
 う〜む、いまいちな出来・・・。
 
 @CadmiumYellowLight で黄色部分を塗ります。
 AYelloeOxide で黄色部分の影を塗ります。
 B水でかなり薄めた、CabonBlack で黒色部分の影を塗ります。
 
 上尾筒の色塗り

 以下の手順で塗ります。黒すぎた・・。失敗した・・。
 素直に最初から白を使っていたほうが良かったか?
 
 @BurntUmber で全体塗り
 ABurntUmber50% + UrtraMarineBlue50% で全体塗り
 BTitaniumWhite でドライブラシ(尾羽も同様)
 
 下尾筒の色塗り

 以下の手順で塗ります。何か汚い・・・。
 
 @BurntUmber50% + UrtraMarineBlue50% で模様塗り
 ACadmiumYellowLigh で全体塗り
 BYelloeOxide で黄色部分の影を塗り
 CTitaniumWhite でドライブラシ
 

 今回は、どーも良くないです。
 全然ダメという程でもないのですが、何か違うような・・・。
 やはり、事故った精神的ショックが大きかったのかもしれません。

 来週は製作時間がとれそうもないので、完成は早くても3月4日になりそうです。
 気になるので、早く完成させてしまいたいのですが、この焦りがいけないのですね。
 それにしても、カワラヒワ、手強いです。
 

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