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亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

カワラヒワ 色塗り その2&完成写真

 今週予定していたボランティア作業が雨のため延期になったので、カワラヒワの色塗りを続けます。
 いよいよ完成なのですが、ハッキリ言って失敗しました。
 いつまでも色塗りが上達しない自分が情けなります・・・。
 大して参考にならないと思いますが、失敗も成果なので載せておきます。
 
 頭、腹、背、嘴の色塗り

 RawUmber60% + TitaniumWhite30% + BurantSienna10% で全体を塗ります。
 影になる部分は2回塗りします。
 


 水で薄めた CadmiumYellowLight を全体に塗ります。
 腹は対象外とします。
 


 水で薄めた Olive Green を影部分を中心に塗ります。腹は対象外とします。
 ここまでは正解だったような気がしますが、これでは流石に色が薄すぎます。
 この感じで完成まで行けたら良かったのですが・・・。

 Olive Green、RawUmberで全体の色を濃くしていきます。
 影部分を中心に結構慎重に塗ったつもりなのですが、以下の問題があります。

 ・羽の割れ目に色が入っていおらず塗り残し感がある。
 ・色を重ね過ぎて羽枝が少し消えた。
 ・色のメリハリが利いてなく汚らしい。

 まあ、この時点で失敗確定と言ったところでしょうか。
 嘴は、NorwegianOrange80% + TitaniumWhite20% を塗っています。

 鳥本体完成写真


 どうも色塗り失敗してしまったようなので、破れかぶれでフラットブラックのエナメル塗料で墨入れを
 行ってみました。これをやると照かるのですが、塗り残し感があるよりかはマシだと思います。
 
 結果は、まあ少しは良くなったように思います、影が強調されたことで羽枝がハッキリしましたし、
 羽の割れの塗り残し感がほとんどなくなりました。

 確かに照かりは増幅され、照かり過ぎているように思いますが、個人的にはある程度照かっていた方が
 好きです。健康な鳥であれば、羽に油が塗られているのでツヤがあるのは、正解だと思います。
 しかし、色のメリハリはどうにもならず、汚らしさは解消できませんでした。

 全体完成写真


 鳥を台に載せてみました。どれもピンボケ写真で申し訳ないです。
 う〜む、何とコメントしていいものか・・・。
 少なくても、自分がイメージしていた完成図とは違います。
 やっぱり失敗ですかね・・・。
 てか、台が大きい・・。場所取る。

 まとめ

 今回は約2年の歳月をかけて製作した訳ですが、結構残念な結果になってしまいました。
 ただ、色塗り意外は、そこそこの成果があったように思います。
 葉っぱの製作、脚の製作については新技術の獲得ができました。
 
 しかし、最後の色塗りで失敗するとは・・・。
 色塗りの前に、紙上でシミュレーションもしたのですが、それでも駄目でした。
 表面が平面な紙と、凸凹のある本番とでは色塗りの手順も変わってきますが、それにしても残念です。
 色塗りについては、何か対策を講じる必要があります。
 今回、色塗りの結果、羽の輪郭が強調され過ぎたように思います。
 色塗りと平行して羽出しも考える必要がありそうです。
 
 他にも反省点だらけですが、エナメル塗料の後遺症で頭がボーとしてるので、この位にしておきます。
 次回はチョウゲンボウを作ろうと思っていますが、ここいらで、ちょっと休養を取りたいのと、
 他に試したい事や、色塗りの対策も考えたいので製作開始は4月以降になると思います。
 場合によっては、チョウゲンボウの前に練習用の小型作品を作るかもしれません。
 (HPは、いつも通り週一ペースで更新の予定です。)
 
 ドライブラシ追加(2012/03/04)



 どうしても色塗りが気に入らなかったので、失敗覚悟でドライブラシを追加してみました。
 メリハリが付いて、ちょっと良くなったように思います。
 

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