トップバードクレイの部屋製作記録亜種オオカワラヒワ >16.ヤマブドウの組立


亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

カワラヒワ ヤマブドウの組立

 ヤマブドウの葉まで作ったので、勢いに乗って一気に組立てまで行う事にします。
 ・・・まあ、苦手なハンダ付け作業を早いところ片付けたいというのが本音です。
 サクッと仕上げようと思ったのですが、予想通り苦戦しました・・・。
 
 枝の色塗り

 ヤマブドウ本体の前に、台となる枝の色塗りを行います。
 写真はジェッソを軽く塗ったところです。
 ジェッソは軽くでいいです。


 完成色は灰色に近い色ですが、茶色ちっくな箇所もあるので、
 全体に YellowOxide70% + RawUmber30% を塗っておきます。
 

 RawUmber と BurntSienna で墨入れ(ウオッシング)を行います。
 これで溝の底が黒っぽくなります。
 

 TitanuiumWhiteでドライブラシをかけます。
 これで、出っぱっている所が強調されます。(ハイライト)
 

 BurntUmber、RawUmber、YellowOxide でウオッシングします。
 この時、ムラがあるように塗ります。

 ちっと綺麗過ぎるような気もしますが、これで完成です。
 茎と葉の接合

 ハンダの熱から保護するために、枝側にマスキングテープを貼付け、1.2mmの
 銅線を茎(蔓)として巻き付けます。その後、葉と茎をハンダ付けします。
 文章で書くと簡単そうですが、苦手なハンダ付けなもんで苦戦しました。
 下手なハンダ付けでしたが、マスキングテープのおかげで、枝側が焦げる事は
 なかったです。(テープを剥がす時、ヒヤヒヤしました。)

 ハンダ付けが下手なのと、葉柄側の銅線が細すぎて、どうもガッチリ接合
 できませんでした。補強でエポキシボンドを垂らしておきます。
 
 
 
 茎の加工

 茎にマスキングテープを巻いて、適当な太さにします。
 この時、なるべくシワにならないように巻きつけます。
 最後に木工用ボンドを茎全体に塗りつけて、しっかり固定します。
 茎の色塗り、組立て

 茎の色塗り手順は大体こんな感じです。
 
  @ YellowOxide80% + NowegianOrange20% 全体塗り
  A PthaloGreen 墨入れのつもりでウォッシング
  B TitanuiumWhite ドライブラシ
  C YellowOxide ドライブラシ
  D RawUmber などでウォッシング
  E MatteMedium でツヤを整え
 
 なお、葉っぱよりやや緑を濃くしています。
 で、左の写真は枝に巻きつけたところです。
 ジョウビタキの時よりかは上手くいきましたが、どうも安定感が・・。
 ハンダ付けまでやったので、しっかり安定することを期待したのですが、
 甘かったようです。葉柄の銅線が細かったのが致命的だったかな・・。
 
 とは言え、一応台は完成です。しかし、この台どうやって輸送するんだ?
 小さい箱にでも入れたら、葉っぱの位置がずれそう・・。
 まあ、保管や輸送の事は完成してから考えましょう。

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