ぼうぼう工房 猛禽の部屋 飼育記録 > 2020/06/22 久しぶりの水浴び

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 長い梅雨がようやく明けました。  ボウ(アフリカワシミミズク)は、なぜか雨の日に水浴びすることが多いです。 ボウの中では「雨の日⇒濡れる日⇒水浴びする日」という思考回路が働いているのかもしれません。 今日は朝から雨で、水桶の周りを歩き回ったりと落ち着きがありませんでした。 いつでも水浴びできる環境にしているのですが、2カ月以上水浴びしていなかったので、そろそろかと思っていたら、案の定やりました。 派手に部屋中水浸しにしてくれました。

 ボウが水浴びした日はチハヤ(セーカーハヤブサ)も水浴びする傾向があります。 チハヤの思考回路もボウと同じなのかもしれません。 ボウの水浴びの後、試しにチハヤに霧吹きで水を掛けたら、霧吹きの前で踊り始めました。 翼を広げ、尾羽を上下させ、水がまんべんなく掛かるようにクルクルと回ります。 まるで「水浴びの舞」のようです。この「水浴びの舞」は水浴びをしたい時だけに見られるダンスです。 普段は水を掛けようものなら一目散に逃げていきます。

 チハヤは今年初めての水浴びだったと思います。多分、7カ月振りだと思います。とにかく水が嫌いです。 7カ月振りの水浴びだったので「ハヤブサ臭」も酷いです。「ハヤブサ臭」がどんな匂いか説明するのは難しいのですが、 あえて例えるならば、古い木造家屋のような匂いです。良い匂いと言うわけでもないのですが、なぜか落ち着く匂いです。 なので毎朝、チハヤでクンスカしています。チハヤは嫌がりますが、毎日嗅ぎたくなる匂いです。 この「ハヤブサ臭」は水に濡れると強くなります。まして、今回は7カ月振りなので強烈なものがありました。

 チハヤは換羽中で、新しい羽が続々と生えてきているのですが、生えたての羽は向きが揃っていないことが多いです。 特に大雨覆や小翼羽は酷いものです。しかし、水浴びをすると向きが揃います。今回も見違えるように綺麗になりました。 主要な羽は既に抜けているので、8月には換羽が完了すると思います。完了したら、また水浴びさせてやりたいものです。

 問題はボウです。もう6月なのに換羽が始まらないです。ほっとけば、そのうち始まるだろうと思っていたのですが、 5月末頃、部屋の隅で新聞をビリビリにして、頻繁に「ポポポ」と鳴いて誘ってきました。 餌も、やたらに食べます。体重も900グラムを超えました。

 過去の経験から体重が860グラムを超えると産卵する可能性があるので産卵警戒モードに突入です。 ボウがどんなに誘ってきても、とにかく無視です。 2週間くらい無視していたら落ち着いてきたのですが、ボウは振られて寂しそうにしています。 こちらとしても、ボウと遊べないので寂しいのですが、産卵で体力が削られるのは困るので今は我慢です。

 経験上、換羽が始まれば産卵の心配はなくなるので、早く換羽が始まってボウと遊びたいです。 それにしても、ボウの産卵は今まで12月〜2月頃しかなかったので、なぜ今年は時期が違うのか謎です。 先日は嘴と爪も切ったので、しばらくは手がかからないと思います。

ボウに威嚇されてビビるチハヤ
ボウに威嚇されてビビるチハヤ
ボウに威嚇されてビビるチハヤ
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