トップ > バードクレイの部屋 > 製作記録 > オオルリ >1.基本作図
製作背景・目標 | |
4月に風邪をひいてからと言うもの、どうも体調が良くないこの頃です。 GWはチョウゲンボウの製作をガンガン進める予定だったのですが、調子が良くない時は無理に 作らないほうがいいので、チョウゲンボウの製作はほとんど進んでいません。(無理) 代わりと言っては何ですが、オオルリを新規製作することにしました。 これから暑くなるので、涼しげな青色がいいなと思ったのと、遊び製作で気分転換したいのと、 [幸せの青い鳥]を期待してです。(どうもチョウゲンボウは重い・・) 今回は技術課題は無しです。ポーズも凝ったポーズにしない予定です。 とにかく、気分転換を優先します。 | |
情報収集 | |
と、サクッと作る予定のオオルリさんですが、剥製も標本も無いので、 大きさがサッパリ分かりません。なので、様々な書籍から情報収集しました。 使用した主な資料は以下です。 【オオルリ関係】 ・鳥の形態図鑑 ・羽原寸大写真図鑑 ・愛媛の野鳥観察ハンドブックはばたき ・市販図面([鳥の工房つばさ]から購入) 【鳥の構造関係】 ・鳥の骨探 ・Manual of Ornithology(洋書です) ・鳥の形とくらしU([我孫子市鳥の博物館]から購入) ・鳥の形とくらしV([我孫子市鳥の博物館]から購入) 市販図面を使っても良かったのですが、寸法を頭に入れておきたかったのと、 ちょっと、習作や削りは厳しい状態だったので、新規作図する事にします。 ついでに書いておくと、[Manual of Ornithology]は鳥の解剖図などが豊富に 掲載されています。本が大きめなので、図も大きくて見やすいです。 洋書なので勿論英語ですが、鳥の構造に興味がある人は持っておくと良いかも しれません。アマゾンとかから入手できると思います。 |
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で、各資料の寸法です。愛媛の野鳥観察ハンドブックは平均値を書いています。 主要部分の長さは大体これで分かりました。これで作図できそうです。 ただ、骨格の寸法は不明ですので、動きのあるポーズを作りたい場合は難しいかもしれません。 駄目元で、ボディスケールから骨格図を作ってみる事にします。 |
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ボディスケールから骨格図を書いてみました。(1マス5mm) 一番左の図は翼も脚も無い状態です。首の可動範囲が良く分からなかったのですが、毎日解体して いるウズラを参考に可動範囲を割り出しました。結果、首はグニャと曲がる事が分かりました。 一応、首をすぼめているウズラの写真をリンクしておきますが、頭の皮を剥いたウズラの写真です。 ハッキリ言ってグロ画像です。閲覧注意してください。(⇒ウズラの生首(グロ注意!)) 次の図は、尾羽、翼の骨、脚の骨が付いた状態です。翼の長さは各風切羽の長さと[鳥の形態図鑑]から 割り出しています。問題なのが脚の長さでフショ以外の長さは適当な寸法になっています。 作図完了後に解剖団のHPを見てみたら大分長さが違っていました・・・。今更書き直すのも面倒なの でこのままとしますが、本当は膝と踵の間の骨がもっと長いです。適当に書くものではないですね・・。 ちなみに解剖団のHPは鳥の骨格写真や骨格図が載っているので大変勉強になります。先程資料で紹介し た[Manual of Ornithology]はこのHPで知りました。解剖系のリンクも充実しています。 それにしても、作図前にオオルリの骨格図を見ていれば・・・。 3番目の図は風切羽を追加し、翼の腱も追記しています。本当はこの次に肉付け図を書きたかった ところですが、気力の関係上できませんでした。 最後の図が外観図です。一番最初に書いたのがこの図です。先程の寸法表とオオルリの写真を見ながら 書いてみました。数値と写真だけで、どこまで書けるか試したかったのですが、一応書けました・・。 |
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で、外観図からバードカービング用の図面を作図してみました。それなりにらしく書けていますが、 素人が書いた図面なので、あまり信用しない方がいいです。なお、この図面からオオルリを作りたい いう勇者がいる場合は、どうぞご自由に使ってください。(保障はしませんが) まあ、自分がイメージするオオルリには大分近いので個人的には満足しています。 ただ、1週間近くかけてこれだけの成果とは・・。先が思いやられます。 早く習作を作りたいのですが、習作は体調が回復してからにします。 ちなみにチョウゲンボウも寸法まで測ったのですが、作図はしていないです。 気が向いたらチョウゲンボウも作図してみるかもしれません。 |