目入れ |
引き続き、シジュウカラウッド版です。
前回、削り&バーニングまで終わったので、次は目止めと目入れです。
手順は以下です。
@ しっかり目止め処理します。
A 直径4.5mmのレジンアイ(ダークブラウン)を入れ、エポキシパテで固定します。
B エポキシパテでアイリングを造型します。
パテを盛る時に水を使うので、今回は先に目止め処理しています。
が、上記の手順は良くないです。(苦労しました)
以下の手順の方が良いと思います。
@ 目の穴の位置・深さを、しっかり確認します。
A レジンアイを仮に入れて、位置・深さを確認します。
B 穴の淵の角を丸め、バーニングで羽枝を追加します。
C しっかり目止め処理します。
D レジンアイを入れ、エポキシパテで固定します。
E Dが完全硬化したら、エポキシパテでアイリングを造型します。
@〜Bの工程を飛ばしたので、後で修整が大変でした。
また、SBC版ではレジンアイは5.5mmを使用していましたが、今回は4.5mmを使用しています。
ちょっと小さいような気もしますが、市販のガラスアイも結構誤差があったりするので、
多分大丈夫です。ちなみに、一般的には5mmガラスアイを使います。
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シリコンで型作り |
今回もレジンキャストしてガレージキット化するので、シリコンで型を作ります。
いつも通り油粘土で片面の型を作ります。
今回もダウンゲート式の2面抜きです。
実験的に、足もレジンキャストに挑戦してみます。
鳥本体の湯口は、いつも嘴側に作っていたのですが、今回は尾羽側に作ってみました。
腹あたりに空気が溜まりそうな予感がしたので、その対策です。
ただ、この向きだと空気穴がある頭付近に細かい気泡が付着する可能性があります。
腹とか尾羽の裏とか、あまり見えない所に付着する分には影響が少ないのですが、
頭付近に付着されると厄介です。
ベビーパウダーで何とかなることを祈るばかりです。
型取り後の原型の羽枝に油粘土が入り込んで取れないです。(3枚目の写真)
しっかり目止めしてあるので、水でジャブジャブ洗うことは可能なのですが、
それでも微妙に取れないです。
表面がツルツルの作品なら問題ないのですが、今回は深いバーニングを入れまくったので、
取れなくなったのだと思います。
お湯で洗って、ポリデント漬けにしてみようと思います・・・
あと、今度型を作る時はマスキングしようかと思います・・・
粘土も変えてみるかもしれません・・・
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シリコンは、いつもWAVEのシリコンを使っているのですが、今回は入手できなかったので、
「造形村 新スーパーEXシリコン」を使ってみました。
このシリコン、旭化成のワッカーシリコンのOEMみたいです。
GSIクレオスの「Mr.シリコーン」も、旭化成のOEMみたいなので使用感は似ています。
で、使ってみての感想ですが、WAVEのシリコンと比べると、硬化時間が早いような気がします。
流している最中に硬くなってきて焦りました。温度などの条件にもよると思いますが注意が必要です。
途中硬化したせいで、余計な気泡が入ってしまいました。
このシリコンは、硬化剤を100:4で入れるように書いてありましたが、後で調べた所100:2くらいでも硬化する
ようです。硬化時間は長くなりますが、作業可能時間も長くなるので今度試してみようと思います。
また、硬くて流し難い気がしたので、シリコン用の柔軟剤を入れると作業しやすくなると思います。
シリコン硬化後の硬さですが、WAVEのシリコンより柔らかいです。クレオスのよりも柔らかい感じがします。
WAVEのシリコンは、結構簡単に型が欠けたりしますし、あまり伸びないのでキャストした物を取り出し難いと
いう問題があったのですが、今回のシリコンは多分改善されていると思います。
ただ、柔らかいので型が歪みやすいです。型が薄いと歪む可能性があるので、ある程度厚めに作った方が
良いかもしれません。または、硬めのシリコンと合わせ技するのも良いと思います。
抜く時は、あまり必要異常に圧力をかけない方が良いと思います。やり過ぎると歪むと思います。
難しいです・・・。
それにしても、レジンキャストは奥が深いです。まだまだレベルが足りていないと実感しています。
なお、今回の型は一応作れましたが、ちょっと薄すぎたかもしれません。歪む可能性ありです。
足の方は空気穴の調整が微妙な感じだったので上手く流れないかもしれません・・・。
削ったり、図面を書いたりするのは好きなんですが、盛ったり、塗ったりするのは苦手です。
暑さと、冷房と、不眠気味で、頭がフラフラするので今回はここまでです。
関係ないですが、パソコンのキーボードが、うちのハヤブサに壊されたので、1000円の外付けのキーボード
を使っているのですが、どうも使い難いです・・・。
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