トップ > バードクレイの部屋 > 製作記録 > エナガ >23.エナガ色塗り(6号、7号)
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エナガの方は、アイリングと背中などの黒箇所までをアクリル絵具 で塗った所で、シマエナガの方はアイリングまで塗っています。 写真では分かり難いですが、アクリルの方が色に深みがあります。 |
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両方ともアクリルでの色塗りが完了した所です。 写真が良くなくて分かり難いですが、色に深みがでています。 ただ、パステルだけの状態も悪くはないように思います。 |
エナガ色塗り(6号) | |
【本体】 @パステル 白部分をグレー(007)でシャドー ⇒余計なパステルはマスキングテープでペタペタする Bパステル 黒(W006)で尾以外の黒い箇所 Cパステル ピンク(014)で肩羽、下尾筒、腹などのピンク箇所 Dプライマ ⇒尾を持って行う Eパステル 黒(W006)で尾の箇所 Fプライマ ⇒尾のみ Gパステル&プライマ A〜Fの工程を繰り返す ⇒上の写真はこの工程が完了した所 Hアクリル アイリング上(イエローオキサイド) Iアクリル アイリング下(カーボンブラック) J溶剤 タミヤのUVレジン用つや出しニスで目の艶を出す Kアクリル バーントアンバー(70%)+ウルトラブルーディープ(30%)で黒箇所 ⇒今回はカーボンブラックは使っていない Lアクリル 朱色(NORWGIANORANGE)(20%)+チタニウムホワイト(80%)でピンク箇所 Mリキッド チタニウムホワイトで白部分をハイライト Nリキッド カーボンブラックで全体をウオッシング O溶剤 グロスバーニッシュで全体の艶を整える ⇒毎回、ツヤが足りないように思えたので今回はグロスで P溶剤 ポリウレタンバーニッシュでクチバシ、羽軸の艶を出す エナガの色塗としては今まで一番良く出来たと思います。 カーボンブラックが少々しつこいので、今回は羽には使っていないです。 ツヤが足りないように思えたのでマッドでなくグロスを使ってツヤ出ししています。 |
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エナガ色塗り(7号、シマエナガ) | |
多分、当面はエナガの色塗りを行わないと思うので、細かく書いておきます。(自分用のメモ) 赤文字は、検討事項です。(試していないです) エナガ色塗りログ(7号、シマエナガ) 【台】 @黒のストーン調スプレーで2度塗り(下参照) ⇒台全体にヤスリをかけて剥離剤を落としておく(洗浄は行う) ⇒プライマー、サフは不要 【枝】 @プライマ Aアクリル バーントアンバー(70%)+ウルトラブルーディープ(30%) ⇒バーントアンバーを強く ⇒あまり塗り重ねない(軽くでも良い) Bアクリル バーントアンバーでウオッシング Cプライマ(表面保護用) 【足】 @ラッカー グレー(軍艦色2)で下塗り Aアクリル カーボンブラック(墨入れの意味もある) Bパステル 白(001)+茶(144)で軽くドライブラシ Cプライマ Dアクリル カーボンブラック(90%)+チタニウムホワイト(10%)で爪 Eアクリル ローアンバーで爪をウオッシング ⇒DEの工程はやってもやらなくても良い(正解が分からないので) F溶剤 ポリウレタンバーニッシュで爪 【本体】 1.下準備 @気泡箇所を精査し、あれば削る、溶かすなどして散らす ⇒削る場合は、グリーンストーンかホワイトストーン ⇒溶かす場合は、マイペンαで200〜300度で処理 ⇒黒部分はパテを盛る事もOKだが、白部分は盛らないように ⇒どうしても駄目な場合は、UVレジンで埋めて、白のリキッドで処理 とにかく透明感を大事にすること A目マスキング ⇒アイリングも含めてで構わない ⇒はみ出さないこと ⇒デザインナイフの刃は新しいのを使うこと 2.パステル塗り @パステル 白部分をグレー(007)でシャドー ⇒面相筆で丁寧に ⇒白の透明感が欲しいので、白絵具での下塗りはしない ⇒余計なパステルはマスキングテープでペタペタする ⇒控えめな方が綺麗に仕上がる Aプライマ ⇒白部分だけで良い Bパステル 黒(W006)で尾以外の黒い箇所 Cパステル ピンク(014)で肩羽、下尾筒、腹などのピンク箇所 ⇒プライマを噴く前の塗った所は触らないように(尾を持つ) ⇒平らな所はチップで、それ以外は筆で ⇒直接触らない。薄手のビニール手袋をして、ちり紙をあてて持つ 素手で持つと、プライマが乾ききっていないと指紋が付く ビニール手袋直接も、ビニール手袋がプライマーに反応する事がある ビニール手袋はケチケチせずに綺麗な物を使う Dプライマ ⇒尾を持って行う Eパステル 黒(W006)で尾の箇所 Fプライマ ⇒尾のみ GB〜Fを繰り返す ⇒2回塗りより、3回塗りの方が良いかもしれない 3.目塗り @マスキングテープを丁寧に剥がす Aアクリル アイリング上(イエローオキサイド) Bアクリル アイリング下(カーボンブラック) ⇒オールパーパスシーラを混ぜる ⇒グロスバーニッシュを混ぜる Cはみ出た箇所を爪楊枝、パテベラで丁寧に剥がす ⇒綺麗にならない場合は、2500番の耐水ペーパとコンパウンドで処理 D溶剤 タミヤのUVレジン用つや出しニスで目の艶を出す ・アイリングの色塗りは難しいので、色付きのパテで処理できないか検討 ・眼球の所だけマスキングしてもいいかも 4.クチバシ塗り @アクリル バーントアンバーでクチバシ全体 Aアクリル バーントアンバー(80%)+ウルトラブルーディープ(20%)でクチバシ先端 A溶剤 グロスバーニッシュ ⇒あまりテカらせない 5.羽塗り ・現在使っているのは完全に不透明絵具なので、もう少し透明な絵具を試したい。 ・あまり明るすぎる所で作業しない。明るすぎると光が反射して白っぽく見えてしまい、 ついつい濃く塗ってしまいがちになるので。 ・全体にアッサリ塗るように心がける。 @アクリル バーントアンバー(80%)+ウルトラブルーディープ(20%)で黒箇所全体 ⇒薄く ⇒境界部分はパステルを残す Aアクリル バーントアンバー(80%)+ウルトラブルーディープ(20%)で黒箇所のシャドー ⇒カーボンブラックは使わない Bアクリル 朱色(NORWGIANORANGE)を滅茶苦茶薄めてピンク箇所 ⇒白絵具は混ぜない(粒子が大きすぎるのか、ノペっとするので) ⇒ピンクの表現はパステルと樹脂の白を利用 Cアクリル バーントアンバーで全体ウオッシング ⇒滅茶苦茶薄めること D溶剤 グロスバーニッシュで全体の艶を整える ⇒特に尾羽、風切羽 ⇒全身の表面保護の意味もある E溶剤 ポリウレタンバーニッシュで羽軸のツヤを出す 注1)アクリル絵具はタミヤのアクリル塗料溶剤で薄めて使用 注2)アクリルはガッシュ(不透明)、リキッドは透明 注3)ウオッシングとは無茶苦茶薄めた絵具で色塗り(墨入れみたいなもの) 注4)プライマはプラスチック用のクリアタイプを使用 注5)パステルの番号は色番号、また使用したのはハードタイプ 注6)パステルは紙に擦り付けて、出てきた粉を筆で塗る 注7)こちらも参考にしてください。 で、結果ですが、かなりアッサリとした感じに仕上がりました。 好き好きがあると思いますが、個人的はこちらの方が好きです。 ソース味、醤油味、塩味で言えば、塩味みたいなものです。 関係無いですが、焼き鳥も塩味が好きだったりします。 シマエナガは頭が白いせいか、同じ形でも頭が大きく見えます。 可愛いです。・・にしても、写真が暗いです。現物は、もうちょっと綺麗です。 |
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製作時間とか、販売とか・・・ | |
今回の一体あたりの製作時間は大体12時間位でした。(原型作り、シリコン型作り除く) これはミス無しの最速の場合です。実際はもっとかかっていると思います。 どちらかと言うと、時間より集中力が切れる方が問題だったりします。(消費MPがデカイ・・・) 今回はまとめてキャストしましたが、まとめて作ると、同じ工程が延々と続いて、ちっとも完成しないので 飽きてきます。なので、2体ずつ位で完成まで作った方が良いように思います。 ・目製作 : 0.5時間 ・足製作 : 2.0時間 ・キャスト : 1.0時間 ・足合せ : 1.5時間 ⇒ここまで5時間 ・バリ取り : 1.0時間 ・台、枝 : 1.0時間 ・足 : 0.5時間 ・目、嘴 : 1.0時間 ・パステル : 2.0時間 ・アクリル : 1.5時間 ⇒ここまで12時間 ワンフェスやデザフェスで、通販の話が結構あったので、現在通販サイトの準備をしているところです。 販売価格は思案中なのですが、上記の工数からすると、ガレキで5000円〜、完成品で12000円〜になりそ うです。実際は材料代とか梱包材とかの事も考える必要があるので、多分もっとかかります・・・。 無収入なんで贅沢は言ってられないのですが、もっと手間を省いて精度を上げる方法を考えたいです。 どちらにしても、これでひとまずエナガさんの製作は完了なので次回からスズメフクロウの製作を本格的 に進めようと思います。 |