トップバードクレイの部屋製作記録手乗りオオルリ >2.荒削り(幅出し、頭分け、背・翼分け)


手乗りオオルリの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 幅出し (製作時間:1時間50分、ここまでの合計時間:12時間15分)

 側面分は一応カットアウトで対応済みなので、上面分(幅)を削ります。
 写真の青部分を削り込む訳ですが、側面カットに余裕を見すぎたため、
 下書き線の帳尻が合わず苦労しました。
 
 またチュベロが思った以上に硬く、ムキになって削っていたら、
 ハンドピースが壊れました。一応モータは回るのですが、チョット力を
 入れると直ぐに空回りします。コレクトチャックが悪いのかと思い、
 分解もしてみたのですが、コレクトチャックには異常が見つからず、
 モータから先端部分への連結で異常が発生しているようでした。
 まあ、早い話が原因不明です・・・。 
 
 最初の工程でいきなり故障し、凹みましたが、予備のハンドピースで作業
 は続けました。
 

 頭分け、幅再調整、翼分け (製作時間:2時間10分、ここまでの合計時間:14時間25分)

 頭と胴体を分けます。ついでに、幅調整が甘かったので修正します。
 
 平行製作しているホトホトギスは柔らかいジェルトン材を使っているので、
 サクサク削れるのですが、今回は材が少し硬いです。硬いと、どうしても
 削りが甘くなりやすいです。
 


 翼と尾羽(上尾筒)を分けます。
 
 


 左右の翼と背を分けます。
 いつもなら、この次は翼のラインと胴体を分ける(下攻め)を行って角削り完了
 なのですが、どうも、頭の高さが足りないような気がします。ここでもカット
 アウトに余裕を見すぎた副作用があります。上攻めに不安がある状態で下手に
 下攻めを行うと、挟撃状態になり、頭や翼の高さを確保できなくなる可能性
 があります。ここは思い切って作戦を変更し、上攻めをこのまま敢行し、上
 側の形状をある程度固めてから、下を攻めることにします。

 頭高さ調整、背中高さ調整 (製作時間:1時間30分、ここまでの合計時間:15時間55分)

 上攻めと言うことで、まずは一番上にある、嘴と頭を分けます。
 
 


 背中側から見た、頭の高さがやはり全然足りなかったです。
 カットアウトに余裕を見たとは言え、この誤算は異常です。
 何か根本的に間違っている可能性もありますが、とにかく頭の高さを
 確保します。約5mm位削り込みました。ついでに、イメージを掴むため
 頭を少し丸めます。
 
 それにしても、なんでこんなにズレが発生するのでしょうか。
 かなり不安になってきましたが、どうも頭がボーとして、思考できる
 状態でもないので、このまま進めます。


 頭の高さが変わったので、背中・翼の高さも変わります。
 もし、頭の高さを確保せずに、翼と胴体を分けていれば(下攻め)、翼の
 位置が上になり、この後の頭出しで頭の高さを確保できずに苦戦していた
 可能性が高いです。
 
 今回はカットアウトに余裕を見すぎて無駄な手間が2時間以上かかっている
 ように思います。いきなりハンドピースが壊れて凹んだた言うのもありますが、
 ここまではどうも上手くないです。
 
 先週から仕事が忙しく、どうも体調が良くないです。頭がボーとして、全然
 考えがまとまらないです(仕事の方もミスってばかりです)。角削りは段取り
 が重要で「ここを出すためには、ここを削って幅を確定して・・・」みたいに
 作戦を立てるのがメインなのですが。頭がボーっとしていると作戦立てら
 れないです。その上、形を決定する重要な工程なので、失敗すると取り返し
 のつかない状態になります。なので今週はここまでとします。
 
 いきなり苦戦していますが、無理して失敗すると更に凹むので調子が戻らない
 場合、来週は別の事をUPするかもしれません。


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