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【基本情報】 タイトル :知っているようで知らない鳥の話 著者 :細川 博昭 (著) 出版社 :SBクリエイティブ(サイエンス・アイ新書) 定価 :1000円(税抜) 仕様 :カラー/189ページ/新書 ISBN :ISBN 978-4797389203 出版日 :2017/3/16 【内容・レビュー】 暑くて全然作業する気にならないので、今週も書評です。今回は鳥全般について書かれている本です。 以前紹介した「鳥を識る: なぜ鳥と人間は似ているのか」と同じ著者の本でして、内容も近いです。 ただ、こちらの方がコンパクトにまとめられていて、専門知識がなくても読めるようになっています。 値段もお手頃ですし、鳥好きにはお勧めの一冊だと思います。 内容を紹介しているとキリがないので割愛しますが、先日、うちのチハヤ(セーカーハヤブサ)の爪 切りをしていて、結構出血しました。爪から血がポトポト垂れていても、本人はケロっとしていたの ですが、飼い主としては気が気ではありません。と言いつつも、性分なもんで、ついつい垂れた血を 観察してしまいました。 見た目は鮮やかな赤で、少し粘っこい気がしました。割合直ぐに凝固します。チハヤは一応メスと言 われてウチに来たのですが、メスのセーカーハヤブサにしては小さすぎるような気がするので、本当 は血液検査をして性別判定したいところです。 詳細はこの本に書かれているのですが、鳥類の性染色体はZWです。もしかしたら、この血液を顕微 鏡で観察したら性別が分かるんでないかと思いました。また、結構簡単に止血できたのですが、鳥類 の血液には血小板の変わりに「栓球(せんきゅう)」というものがあります。こちらは、血小板と違 って有核です。ちなみに赤血球も鳥類は有核です。むしろ哺乳類の方が特殊なような気がします。こ の辺の血液関係の細かい話はこの本にも載っていないのですが、鳥の世界は奥が深くて楽しいです。 ついでに、同じ著者の「インコのひみつ」という本も紹介しておきます。こちらの本はインコ類の気 持ちとかが中心に書かれています。確かな知識に基づいたインコ愛溢れる一冊になっています。ウチ はインコは飼っていないのですが、インコに近い種類と言われているハヤブサ類を飼っているので、 結構共感できる所が多いです。 これらの本は、書店やアマゾンとかで普通に売っていると思います。以下、アマゾンのリンクです。 知っているようで知らない鳥の話 インコのひみつ |
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