ぼうぼう工房 バードカービングの部屋 製作記録(番外編) > 簡易集塵機2号と今後の方針など

記事1 簡易集塵機2号の制作
 知人から、ウッドスプーンを作るのにグラインダーを使ってみたら、削りカスが凄いことになって困っていると相談されました。 そこで、簡易集塵機の作り方を紹介しました。折角なので、この場で紹介しておきます。以下は簡単な図面と用意するものです。

 【用意するもの】
  ・ 120mmのUSBファン
    ⇒ 1000円位で購入可能です。
    ⇒ USBファンでなくても良いですが、その場合は若干配線が必要になります。
    ⇒ できれば強力なファンが良いです。
    ⇒ 強力なファンは騒音も大きくなります。
    ⇒ 配線する場合、15Vの電源アダプターを使うと結構強力になります。
  ・ 直径3mmの真鍮線
    ⇒ 2本用意します。
    ⇒ 今回は長さ100mmとしました。
  ・ 適当な長さの木の棒
    ⇒ 2本用意します。
    ⇒ 今回は450mm×12mm×12mmの棒を使用しました。
  ・ 布(Tシャツ)
    ⇒ フィルタ代わりです
  ・ ゴミ箱
    ⇒ 今回は高さ30cm/直径20cmのゴミ箱を使用しました。
写真 01
 棒の中心軸に、直径3mm、深さ10mm程度の穴を開け真鍮線を差します。 棒の長さは椅子の高さなどに合わせて調整すると良いです。
写真 02
 ファンカバー用のネジ穴に真鍮線を差し込みます。 この時、真鍮線が少し細いのでマスキングテープなどを巻いて真鍮線の太さを調整します。
写真 03
 袖を結んだTシャツの首の部分をファンを巻きつけて固定します。 今回はヘアゴムで固定していますが、紐でも何でも良いです。 また、Tシャツでなくても良いです。 筒状の布ならば何でも良いと思います。
写真 04
 ゴミ箱に設置したところです。(ファンは起動していません)
写真 05
 Tシャツを取り除いた状態でゴミ箱に設置したところです。(骨組み状態)
写真 06
 ファンを起動させると、フィルタ代わりのTシャツが膨れます。
写真 07
 試しに合板からスプーンを削りだしてみました。 写真のビットは今回使用したビットです。 右から順番に使いました。 右から2番目の黒いビットは、アルゴファイルの「ジルコエボ ラウンド(メガファイン)」です。 アキバのボークスで最近購入しました。 刃物系ビットなので耐久力が少し不安ですが、軟材ならば良い感じに削れます。 粗いダイヤかルビーと言った感じで、中仕上げに向いているような気がします。

 ウッドスプーンは、1時間位で削れました。 鳥のように、厳密に長さや形が決まっている訳でもなく、好きなように削れるで結構楽しかったです。
写真 08
 削った後のゴミ箱内の様子です。 今回の集塵機はゴミ箱に吐き出すので掃除が楽です。 集塵効率は8割〜9割と言った感じでした。 ファンを強力なものにしたり、ゴミ箱とフィルタ部分の布を大きくすると、もっと良く吸い取るようになるはずです。

 知人は、以前、掃除機のホースを机に括り付けた自作集塵機を使っていたのですが、煩い上に、全然吸い取らないと文句を言っていました。 今回の集塵機を試したところ、これは使えそうだと言ってました。
記事2 嘴&爪カット
チハヤ 01
 2020/09/23に、うちの猛禽ズの嘴&爪をカットしました。 今回もチハヤさん(ワキスジハヤブサ/Saker falcon)の爪切りは大変でした。 一か所深爪していまい、結構流血しました。 その後、2日位は少し痛がっていたようです。 また、カットするタイミングが遅すぎたようで、嘴に少し割れてしまいました。 前回のカットが、2020/06/17で、約3カ月振りのカットだったのですが、3カ月は空けすぎなのかもしれません。 年内にもう一度カットするつもりです。 ちなみに、ボウ(アフリカワシミミズク)のカットは簡単でした。
チハヤ 02
チハヤ 03
チハヤ 04
記事3 木の鳥グランプリの感想
 2020/09/26に、無観客で行われた 木の鳥グランプリ でしたが、ネット上に写真や動画がアップされたので自宅でゆっくり見ることができました。 特に審査の様子の動画は興味深かったです。審査員はこんな視点で評価しているんだなぁって参考になりました。 と同時に、様々な鳥が出品されるので、審査員は大変だなぁとも思いました。

 今回は無観客と言うこともあり、各作品にコメントを付けているとのことです。 リボンが取れなかった場合、どこが悪いのか分からないと、直しようがなくて嫌になりますが、コメントがあれば励みになるのではないかと思います。 次回の開催は未定とのことですが、今回のコロナ騒動に負けず開催してくれることを期待しています。

 できれば、今年は中止になった、上野のバードカービングコンクールも写真や動画を積極的に配信していただければと思います。 上野は写真撮影禁止なので、写真を撮って仲間に見せることもできず、直接見に行くしかないです。 遠方に住んでいる方や、仕事などで休みが取れない方は、ハードルが高いのではないかと思います。 その点でも、今回の試みは大変良かったのではないかと思います。
記事4 今後の方針とホームページの扱い
 今回の木の鳥グランプリや、ネットのバードカービングの写真を見ていると、自分は本当に上達していないなぁっと思います。 仮に、今回の木の鳥グランプリに出品していても、確実に何も取れなかったと思います。

 自分のバードカービング歴はそれなりに長いほうだと思うのですが、最近は上達している感が全然ないです。 今も粘土でスズメさんの習作を作っているのですが、毎日見ているスズメさんでさえ上手く作れないでいます。 ここ一年ほど、骨格など鳥類の解剖学の勉強を中心に行ってきましたが、この進め方では駄目なのかもしれません。 そこで、この辺で一度立ち止まって、作品の方向性など、今後の進め方を考えることにしました。

 それに伴い、ホームページ上の制作関係の記事は更新を停止することにします。 方向性が定まったら再開するかもしれませんが、いつになるか不明です。 場合によっては、このままフェードアウトするかもです…。


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