ぼうぼう工房 バードカービングの部屋 製作記録(番外編) > ワンフェス用の展示台

2019/07/21 ワンフェス用の展示台
 ワンフェス(2019/7/28開催)用の展示台を作ったので、参考までにアップしておきます。
 
【制作背景】
今回のワンフェスでは、ルリビ&ジョビのレジンキットルリビ&ジョビの完成品スズメフクロウ完成品を出展する予定で、結構並べる物が多いので。
 
前回のワンフェスで、高さが足りなくて、あまりにも目立たなかったので。
 
【制作要件】
要件1:頑丈であること
大事な作品を並べるので、台が倒れようなことは絶対にあってはならない。今回は、電気スタンド用のクランプを応用して倒れない台を設計した。また、部品点数を減らすことで安定感を増すようにした。
 
要件2:コンパクトにまとまること
電車で輸送する関係で、コンパクトにまとまらなくてはならない。ダンボール箱に収まらないと、荷崩れの原因になる。今回は、L形やコ形の部品を排除し、板状の部品だけで構成することで、コンパクトにまとまるように設計した。
 
要件3:簡単に組み立てられること
会場での設営時間は限られているので、短時間で組立てらないといけない。今回は、クランプ以外はネジ止め不要の構造にし、短時間で組み立てられる設計にした。
 
要件4:あまり重くないこと
電車で輸送する関係で、異常に重いのは問題がある。ただ、キャリーカートを使うので、この要件は、あまり気にしなくても良い。コンパクトにまとまっている方が大事である。
写真 01
 1セット分の部品です。今回は、幅44cmを台を4セット(176cm)制作しました。

 ワンフェスの机の幅は180cmなのですが、実際は180cmより少し小さいので余裕を持たせています。
 
写真 02
 縦の構造材です。2段構成になっています。1段辺りの高さは約15cm、奥行きは19cmになっています。

 ワンフェスの机の奥行きは60cmなので、計算上ゼロ段目の奥行きは22cmになるはずです。
 
 写真03、04のように、電気スタンド用のクランプを利用して、写真のように縦の構造材を組み立てます。

 写真05のように、段階で奥行きを設定できるようにしています。ワンフェスで使う場合は、スペースに余裕があるので、一番手前に引いた設定で、机を最大限に使う設定で良いと思います。 他の展示会で使う場合は、スペースに余裕がないので、台を前面に出し、2段で使用することを想定しています。
写真 03
写真 04
写真 05
写真 06
写真 07
 組立て途中です。写真は幅80cm×奥行50cmの机を2つ並べています。
 
写真 08
写真 09
 骨組みが組みあがった所です。ここまでの作業時間は10分位です。
 
写真 10
写真 11
 クロスをかけた所です。クロスはクリップで止めます。こうして見ると結構デカイですが、実際に会場で設置してみると、案外そうでもないかもしれません。
写真 12
 裏側から見た所です。クリップが丸見えだと格好悪いので、写真のようにクリップは下向きに設置します。

 ここまでの作業時間は15分位です。クロスを綺麗にかける作業が一番難しいです。あまり重いクロスを使うと、ずり落ちて雛壇に上手く乗ってくれないです。
写真 13
写真 14
 出展予定の作品を並べてみました。今回も梅川堂さんと共同出展なので、半分のスペースだけ使います。
写真 15
写真 16
 天板44cm幅の1セットだけの骨組みです。出展物が少ない場合は、この構成だけでも良いかもです。
写真 17
写真 18
 天板44cmと22cmの組み合わせです。幅66cmの台になります。
写真 19
写真 20
 天板44cmと15cmの組み合わせです。幅59cmの台になります。
写真 21
写真 22
 背面クロスが不要な場合は取り外す事も可能です。 背面クロスがあった方が見栄えは良ですが、お客さんと会話し難くなるので…。
写真 23
写真 24
 5.5mmの段差ができても良いのであれば、写真のように自由に幅を調整することも可能です。この場合、背面クロスの設置はできないです。
写真 25
 ダンボール箱に片付けた所です。クランプを除いた骨組みは12cm×30cm×50cmで収まるようにしました。写真の白い箱にクランプが入っています。

 総重量は8.8kgでした。1セット2kg程度にするつもりだったので、ほぼ目的達成です。キャリーカートに乗せた感じでは問題ありませんでした。

 後は、会場で実際に使ってみないと何とも分からないです。ひとまずは使えると思いますが、必要に応じて、改良していこうと思っています。


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