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道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 レジンアイ制作、目入れ、足の制作

 2週間前に順調に行けば原型完成と書いたのですが、レジンアイの制作でトラぶって順調に行きませんでした。
 トラぶった、レジンアイの制作については、下の参考記事に書いています。また、花粉症が酷くて、中々作業
 に集中できないのが悩ましいです…。早く花粉の季節が終わると良いのですが…。
 
 当初計画では、足は木で作る予定で、ほぼ完成までいっていたのですが、当初計画になかった量産を行うこと
 になったので、いつも通り針金とパテで足を作り直すことにしました。
 
 ムリっぽい気もするのですが、足もレジンキャストしようと思うので、パーツを分割することにします。
 まずは、通常の足の作り方です。
 
  01 銅線で足指の骨組みパーツを作る。
  02 真鍮線でフショの骨組みパーツを作る。
  03 足指パーツとフショパーツをハンダ付けする。
  04 エポキシパテで肉付けする。
 
 今回の作り方は以下です。
 
  01 銅線で足指の骨組みパーツを作る。
  02 真鍮線でフショの骨組みパーツを作る。
  03 足指パーツと真鍮パイプをハンダ付けする。(真鍮パイプはフショパーツが入る直径)
  04 エポキシパテで足指の肉付けする。
  05 余分な真鍮パイプをヤスリなどで削る。(今回はピンクストーンで削った)
  06 真鍮パイプにフショパーツを差込み、フショにパテ盛りする。
  07 パテが固まったら、デザインナイフで慎重にフショパーツを切り分ける。
  ※ 断面が汚かったりした場合は、少し削って、一方にハンドクリームを塗って、もう一方にパテを盛って
    なじませる。ハンドクリームを塗っておくとくっつかない。
 
 結果は思ったより良好でした。実際にレジンキャストする時は、フショパーツに真鍮線を埋め込んでみようと
 思っています。まあ、あまり上手く行く気はしないのですが…。
 
 目は5mmの自作レジンアイを入れています。目を入れる時に使ったパテはウッドパテ(エポキシ系)です。つい
 でに、前から気になっていた喉の凹み箇所にも盛っておきました。アイリングは足と同じパテ(Green Stuff
 (デューロパテ))を使っています。
 
 レジンアイの制作時間は本作の制作時間に換算していないのですが、ここまで78時間かかりました。2週間前
 から10時間しか作業していない計算です。とは言え、ほぼ毎日、レジンアイの制作などで4時間位は作業して
 いました。ボツになった木の足の制作時間が8時間位だったので、実際は、ここまで70時間位だと思います。
 
 この後、木固めエースで目止め処理を行えば原型は完成です。次はシリコーン型の制作なのですが、目止め
 処理の乾燥に結構時間がかかるのと、今週は私用が色々立て込んでいて、あまり作業できなそうです。早け
 れば、2週間後の次回更新時には、シリコーン型が完成してテストショットまで行くのですが、ムリっぽい
 です。
 
写真01 写真02 写真03
写真04 写真05 写真06
写真07 写真08 写真09
 参考(レジンアイの制作メモ)

 今回、トラブル続きだったレジンアイの制作メモを載せておきます。
 自分用のメモなので分かりにくいと思いますが、参考までに…。
 苦労しましたが、今後は比較的安定して量産できそうです。
 
 01 旧型でキャストした。
   ⇒原型がプラスチック製で、型の精度も気になったので型から製作する。
 
 02 クリアシリコーン型取り材で型を製作し直した。(写真10)
   ⇒前回はお湯丸で製作した。
   ⇒今回の原型はガラスアイのみ。
 
 03 新型でキャストした。
   ⇒型に細かい気泡が入っているので、UVレジンを流した時、気泡が分かり難いが、
    型が透明なので、黒色の背景の元で、爪楊枝でレジンをかき回すと気泡が動く
    のを確認できる。気泡が入っていたら潰すのではなく、外に押し出す。潰すと
    分裂することがある。
   ⇒レジンは型の水平線の高さまでにする。少な過ぎて凹んでも、多すぎて盛り上
    がっても駄目。マスキングがし難くなるので。
 
 04 UVライト(UV-LED Smart Light mini)が故障した…
   ⇒落としたせいか、USB差込口のソケットが取れた。
   ⇒ハンダ付けし直して、何とか修理。直ぐ壊れるかも…

 
 05 真鍮パイプをグラインダにセットし、マスキングテープに丸い穴をあける。(写真11)
   ⇒ゴミがハンドピースに入らないように注意する。
   ⇒真鍮パイプの直径は2.34mm無いので、テープを巻いて調整する。
 
 06 穴をあけたマスキングを貼って、エナメル塗料の黒色で瞳孔を塗った。
   ⇒マスキングを剥がすと塗料も剥がれてしまったので駄目だった…
 
 07 穴をあけたマスキングを貼って、ラッカー塗料の黒色で瞳孔を塗った。
   ⇒マスキングを剥がすと塗料も剥がれてしまったので駄目だった…
   ⇒ラッカー塗料のビンを机から落として、派手に床にぶちまけた…
    掃除が大変で、しばらくシンナー臭かった…。臭いで酔った…。

 
 08 穴をあけたマスキングを貼って、ガンダムマーカーのブラックで塗った。
   ⇒ガンダムマーカーの型番はGM10。
   ⇒しっかりマスキングしてあれば問題ないが、少しでも隙間があると失敗する。
 
 09 虹彩をラッカー系塗料で塗った。
   ⇒瞳孔のガンダムマーカーが溶け出したので駄目だった…
 
 10 虹彩の塗料をエナメル塗料にしたいのだが、狙った色にならない。
   ⇒何とかそれなりに近い色になったが、彩度が足りないような…。
   ⇒ファレホのハルレッドが理想的な色だが、エナメルのハルレッドでは色が明る
    すぎて使えない。全てファレホでできないか?
   ⇒ファレホだと剥がれそうなのが心配。
 
 11 透明パーツの裏面(塗り面)にガイノーツのプライマーを塗った。
   ⇒白濁しないかビビリながら塗ったが大丈夫だった。てか、最初からプライマー
    くらい塗っとけよ…
 
 12 穴をあけたマスキングを貼って、ファレホの黒で塗った。
   ⇒マスキングを剥がすと塗料も剥がれてしまったので駄目だった…
 
 13 穴をあけたマスキングを貼って、ガンダムマーカーのブラックで塗った。
   ⇒少し歩留まりが発生したが、概ね品質を確保した。
   ⇒ガンダムマーカーを塗料皿に出し筆塗りした。
 
 14 虹彩をファレホのハルレッドで塗った。(写真12)
 
写真10 写真11 写真12

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