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資料紹介 | |
【基本情報】 タイトル :羽―進化が生みだした自然の奇跡 著者 :ソーア ハンソン 出版社 :白揚社 定価 :2600円 仕様 :白黒/349ページ/A5 ISBN :ISBN 978-4826901697 出版日 :2013/04 【内容・レビュー】 羽(羽根)についての本です。羽だけで340ページ以上もよく書けるものだと思うかもしれませんが、 鳥の羽は奥が深いんです。340ページでも全然足りないくらいです。 この本では、羽の進化、羽の種類、羽の利用などについて書かれています。鳥に詳しくない人でも気軽 に読める内容です。特に利用方法については、装飾品、羽毛布団、羽根ペンなどについて書かれており、 この辺は鳥類学に詳しくなくても気軽に読めると思います。進化については、恐竜が出てきますが、そ んなに難しくはないと思います。 この本と直接は関係ないのですが、うちのチハヤ(セイカーハヤブサ)やボウ(アフリカワシミミズク)を 連れて散歩していると「毛並み」が綺麗と褒められるのですが、厳密には「羽並み」です。哺乳類の毛 と鳥類の羽では機能や複雑さに雲泥の差があるので、鳥屋としては、ちゃんと使い分けたいものです。 あと、「ハネを広げるとどのくらいの大きさ?」とも言われますが、これは「翼を広げるとどのくらい の大きさ?」だと思います。「ハネ」と「翼」が混同されることが多いですが、「ハネ」だと、どこの 羽だか分からないです。ついでに「羽」と「羽根」は、抜ける前と、抜けた後なので、この辺もしっか り使い分けたいものです。 話が脱線しましたが、この本は割りと普通に売っていると思います。アマゾンとかでも入手可能だと思 います。 |
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