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 ウズラの左腕(肉・皮付き)

 ハヤブサのオープンウィングを作ろうと思い、習作を作ろうとしたのですが、翼のカーブや向きが
 どうも怪しいです。多分、そんなに間違っていないとも思うのですが、この際なので、翼(腕)の
 構造について、少し真面目に勉強してみようと思います。
 
 獣医書などの本を見れば、翼の骨格図などが載っているのですが、どうも平面的すぎて良く分から
 ないです。なので、うちの鳥(ハヤブサ&フクロウ)の餌のウズラを観察してみました。下の写真
 は、ウズラの左腕です。どこに、どの羽が生えているのかは、今回は面倒なので解説なしです。
 
 骨格図で見るよりか、腕の構造が分かるような気がするのですが、まだどうも良く分からないです。
 多分、骨格の可動模型でも作れば理解できそうな気がするのですが、難しそうなのでそのうち…。
 ひとまず、参考にでもしてもらえればと思います。
 
写真01 写真02 写真03
写真04 写真05 写真06
写真07 写真08 写真09
 ウズラ右腕(骨格)

 ウズラの右腕で簡単な骨格標本も作ってみました。やはり肉が付いている方が分かりやすいですね。
 作り方は以下です。思ったより簡単にできました。全身骨格標本も作りたくなってきます。
 
  @ 肉をなるべく削ぎ落とす
  A じっくり茹でる
  B 肉を削ぎ落とす(必要なら更に茹でる)
  C ポリデントで漂白(最低でも24時間以上)
 
 今回、肉付きの状態と骨格の状態で見てきましたが、骨格標本にすると腱や皮がなくなって関節が
 異常に開く事が実感できました。骨格標本では、実際はありえないポーズができたりするので注意
 が必要そうです。
 
 こんな感じで、鳥の翼(腕)について少し調べてみたのですが、どうもハヤブサオープンウィング
 を作れる気がしないです。と言うか、この所の急激な気温変化で、寒暖差アレルギーにかかったか
 もです。どうも調子が上がらないです。このままだと何も出来ずに、来年のワンフェスになりかね
 ないので、ハヤブサの制作を休止して、もっとハードルの低い作品に切り替えるか思案中です。
 
写真10 写真11 写真12
写真13(閉じ・横から) 写真14(閉じ・前から) 写真15(閉じ・上から)


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