デザフェス開催までついに一カ月を切りました。出展作品は一応、最低目標数はクリアしたのですが、
いまだに値段が決めきれていないです。何しろ初めての販売なので目安と言うか、相場がサッパリ
分からないです。と言う事で、販売価格について考えてみました。（長文です）
【工数から計算】
まずは工数と材料費から原価計算してみました。ついでに粗利も乗っけています。
こうしてみると時間単価と粗利によって大きく価格が変わる事が分かります。適正な時間単価(時給)
がいくらなのか分からないですが、時給700円は流石に安いように思います。本来ならば技術料込みで
時給2,000円位でも良いように思いますが、何とも…。粗利は一般的には原価の1.5倍〜2倍程度みたい
ですが、これもよく分からないです。
まとめてみるとこんな感じになります。う〜む、チョット高いような気がします。しかし、原価割れ
しない価格となると、こんな価格になりそうです。
【相場から計算】
次に相場から計算したいと思いますが、世の中で同じものが売っていないです。ということで、剥製と
バードカービングの価格を参考にしてみます。
剥製は思ったより安かったです。ただ価格に幅があり、高い物は完成度も高いです。剥製はバード
カービングと違い、割合流通しています。その意味で重要な相場価格だと思います。
バードカービングは流石に高いです。樹脂で型取りしたものでも結構します。もっともこれはプロが
作った場合の価格で、完成度も段違いです。スリックや一般人が作った作品は10,000円程度が多いよ
うです。今回の比較対象は[木を削って製作]の方ですが、普通にバードカービングを最初から作ると
かなりの時間がかかるので、まあ高くなります。ただ、この価格でバードカービングが売れているか
と言うと、多分ほとんど売れていないと思います。
羽根ペンは結構高い物のようです。フクロウの羽を使ったペンは見つかりませんでした。羽根飾り
は同じような物が見つからなかったので、対象外としています。
それ以外にもフィギュアやプラモなども参考価格になるのですが、大量生産したフィギュアは結構
安いです(その上完成度も高い)。原型については、あまり売りに出されないので価格不明ですが、
かなり高いと思われます。
【価格判定】
工数から計算した価格と、相場から計算した価格を比較してみると、幸いな事に相場の方が高いです。
スチロールバードカービングは、かなり工数を削減した作り方なので、それが効いたのだと思います。
それにしても、色々情報を集めたり計算してみましたが、どうも踏ん切りがつかないです。今回は
初出展ですし、素人製作なのであまり高いのもどうかと思います。かと言って、あまり安すぎるのも
作品や同業者に失礼というか、後で値上げすると反発されそうで怖いです。
どうにも判断できないので、大体こんな感じの価格にしようと思います。(変わる可能性あり)
材料費は十分ペイしていますが、時給1,000円だと原価割れしています。それでも相場価格よりかは
かなり安くなっています。お客様にその辺を汲んでもらえると良いのですが、まあ、まずは売ってみて
様子を見てみたいと思います。全然売れなかったり、売れすぎた場合は、その時考えようと思います。