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 一日の作業時間と造形で食っていくには…

 先日、フィギュアの勉強用に「SCULPTORS01」と言う本を購入しました。ワンフェスなどでも見かける、
 プロの作家さんのオリジナル造形の写真集でして、大変勉強&刺激になりました。
 
 その中で作家さんのプロフィールが書かれていまして、どの作家さんも大体1日8時間作業しているよう
 です。その上、多くの作家さんが、美術関係の学校を卒業しているか、造形関係の会社の勤務経験があ
 るようです。
 
 んで、自分はどうかと言うと、最近の1日の作業時間は3時間程度です。美術関係の専門的な勉強もした
 ことないですし、造形関係の会社に勤めた経験もないです。前回のワンフェスは惨敗でしたが、まあ、
 当然と言えば当然の結果だと思います。
 
 2015年末に会社を辞めた時、何もせずにボーっとする可能性が高かったので、作業内容、時間を日報の
 形式で記録しているのですが、2016年は1日6時間作業していました。2017年が4時間、2018年が3時間で
 す。
 
 プロの作家さんが、1日8時間もよく作業できるなぁと関心するのですが、自分も2016年当時は1日6時間
 作業していたので、割合良い線いっていたのかもしれません。しかし、最近は年々作業時間が短くなっ
 ています。これは良くない傾向です。今年は4時間位は作業するようにがんばりたいです。と言いつつ、
 今年の2月末までの平均作業時間は2.5時間です…。身内で不幸があったせいもありますが、ヤバイ…。
 
 この本の最後の方に「造形で一生食べていく方法」と言う記事があったのですが、なかなか興味深い内
 容でした。13カ条で書かれているのですが、自分なりに勝手に解釈してみました。
 
  1条:風邪をひかない
    健康第一の意味だと思います。この仕事は体が資本なので、まったくもってその通りだと思いま
    す。これは造形以外でも言えると思います。
 
  2条:依存症の人には勝てない
    まあ、依存症の人には勝てないと言えば勝てないと思います。自分の場合は、造形だけでなく、  
    鳥そのものにも興味があるので、依存症という程、造形にのめり込めないでいます。この辺の
    バランスをどう取っていくのが良いのか悩ましいところです…。
 
  3条:日頃の行いが大事
    人に親切にするとか、寝不足は駄目とか、準備不足は駄目とかです。まあ、その通りかと。
 
  4条:メンタルの強さ
    鈍感力、何とかなるさの感覚が大事とのこと。その通りだと思うのですが、ネガティブ思考の
    自分の場合、かなり難しい…。
 
  5条:レッドオーシャンは避ける
    人気はあるが競合が多い分野は避けた方が無難とのこと。競合が多いと勝てない相手が必ず出
    てきますからね。フィギュア業界で鳥はマイナーなんで、問題ないと思いますが、マイナーす
    ぎて人気がなさすぎるのもどうかと…。
 
  6条:トレンドを見極める
    自分の好みを第一優先にして、独りよがりの作品は避けた方良いという意味だと思います。あ
    る程度人気(需要)のある分野の方が良いとのことだと思います。ムクドリ、ヒヨドリよりか、
    カワセミやキビタキなどを作った方が、確かに売れるような気がします。
 
  7条:俺が欲しいものを作る
    6条と反するような気がするのですが、多分、自分が欲しいと思うような作品でないと売れない
    のだと思います。皆が欲しがる作品と言っても、他人が何を考えているかは分からないので、
    まずは自分が欲しいと思う作品を作るのが良いのだと思います。
    一番良いのはトレンドに乗った 自分が欲しいと思える作品なのではないかと…。
 
  8条:丁寧さよりも早さが大事
    早く作ると迷いがなく、勢いのある作品になるからだと思います。その通りだと思いますが、
    それが出来ないので困っています…。
 
  9条:オリジナルデザインの話なのでパス
 
 10条:描いて覚える
    これはその通りだと思います。毎日見ている鳥ですが、絵を描いてみると様々な発見があった
    りします。
 
 11条:オリジナルデザインの話なのでパス
 
 12条:泥棒の目を養う
    多くの作品を見て、良い所は、どんどん盗むということだと思います。その通りだと思います。
    例え、ワンフェスに出展して惨敗でも、様々な作品から勉強するのは重要かと。惨敗の言い訳
    なんですが…。
    
 13条:有名にならない
    ここはあまり意味が分からなかったのですが、有名になると主流派になって消費されるだけみ
    たいなことが書かれていました。確かに有名になると、色々変な人がまとわりつきそうですし、
    本人も奢ったり、勘違いしてしまいそうな気がします。まあ、自分には関係なさそうです。
 
 と、長々と書きましたが、こんな文章を書いている暇があったら手を動かせと…。
 

 
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