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雑記帳
＞2015/06/07 色々見てきて思うこと
最近、仕事(IT系、今の所は本職)の無茶振りが凄まじく溜まる一方です。そんな状態なので、
どうも体調を崩したっぽいです。眠れなくて、ずっとボーっとしてるので、多分不眠症ってヤツ
です。だんじて、歳のせいだとは思いたくないです。
そんな状態なので、仕事は勿論ですが、今は何をやっても上手く行く気がしないです。なので、
当分、作品作りはお休みになりそうです。仕事は無理をして、案の定ドツボにはまっていますが、
作品作りは、ドツボにはまりたくないので…。
そんな状況なので、先日仕事をサボって、気分転換を目的に美術展とかに行ってきました。以下
は、そのレポートです。(写真なし。駄文です。)まあ、仕事をサボったと言っても、毎日深夜残
業の上、残業代も期待できないので、あんまりサボった感はないです。ちゃんと有給休暇扱いに
もしているのですが、休むと仕事が増えるので、結局のところ仕事が気になって、気分転換には
なりませんでした。ただ、色々勉強にはなりました。
大アマゾン展
上野の科博で行っていた「大アマゾン展」に行ってきました。アマゾンの動植物の展示が
メインの展示会です。個人的は、やはり鳥が気になるのですが、色々な剥製が展示されて
いました。熱帯の鳥なんで、綺麗と思われる鳥が多かったのですが、いかんせん、剥製な
ので、色が変色したり、形が崩れていたりして、生前の美しさは良く分からなかったです。
まあ、ハチドリとかを剥製にするのは無理あるだろ〜って思わなくもないです。
ただ、剥製は実際の大きさとか雰囲気は伝わるので、写真や映像とは違う迫力(存在感)が
あるのも事実です。何だかんだ言っても立体の存在感は良いものです。
鳥獣戯画展
こちらも上野のトーハクで行っていた展示会です。肝心な鳥獣戯画さんの方は激混みで
諦めました。2時間半待ちとか尋常でないです。その代わり常設展をゆっくり見てきたの
ですが、ここでもやはり立体物が気になりました。木彫りの置物、根付、仏像彫刻、刀剣、
甲冑などなど、流石にどれも凄くて、ため息しかでなかったのですが、この中で特に気に
入ったのが根付と自在置物です。
根付は、あの小さな空間に、モチーフをコンパクトにまとめているのが凄いです。特に、
あのデザイン力がたまらないです。対象物の特徴を的確に捉えて、印象に残ります。
少ない空間でも上手くデザインすれば、こんなに素晴らしい作品になるんだなと関心です。
カービングでも応用したいものです。
自在置物は、金属製の置物で、竜、蛇、海老、虫、魚、鳥などをモチーフにしているのが
多かったです。そのリアルな完成度だけでも凄いのですが、関節が動く所が、とにかく凄
いです。蛇の置物なんかは、実際にトグロをまかせる事も可能らしいです。材料が金属と
言う事もあり、外骨格系の生物(虫)や、鱗系の生物(爬虫類、魚類)が得意なような気がし
ます。タカの自在置物もありましたが、こちらは、尾、翼、首、足指が可動するようで、
自由度は限られているっぽかったですが、鳥の可動模型が存在していた事に驚きました。
その他、刀剣や甲冑も興味深深で見てきました。刀剣は鑑賞すると、気持ちが引き締まる
感じがします。甲冑は、ちょっと怖いですが、単純にカッコイイと思います。刀剣や甲冑
は実際に過去の戦場を見てきたはずの物もあるので、どんな歴史を歩んできたのかと妄想
するのも楽しいです。
鳥の楽園展
こちらは皇居で行っていた、鳥をモチーフにした美術品の展覧会です。場所が場所だけに
天皇家の献上品のようです。このなかで、一番感動したのが高村光雲作の鶏の木彫りで、
大変目つきが悪く、ちっとも可愛くはないのですが、生き生きとしていて、迫力があり
ました。これぞ、木彫りの真骨頂といった作品で、感動しました。
バードカービング展
新宿で行っていたバードカービング展に顔をだしてきました。こちらはお馴染みの展示会
なのですが、皆さん上手いです。特に色塗りが上手いです。同じ絵具を使っているのに
なんでこうも差が出るのかと、悲しくなってきます。また、デザイン性も優れていて、
自分のコジンマリとした作品とは違って関心です。
てな、感じで４つ程まわってきたのですが、どれも感心しきりでした。と同時に自分の力量
や、限界も感じました。同じような経験数で自分より上手い人は沢山いるので、多分自分は
彫刻とかの適性があまり無い方だと思います。15年以上続けているので、それなりに作れる
ようになりましたが、今だにヘタっぴです。
ヘタっぴですが、困った事に作りたい物は一杯あって、とにかく立体を作っている時間が楽
しいです。今のIT系の仕事は会社都合で配属された職場なんで元々興味もなく、20年近く経
験しても、自分には何が面白いのか理解できないです。まして、この所、仕事のせいで体を
壊し気味なので、このまま今の仕事を続けるのがいいのか悩みどころです。まあ、そんな感
じで色々思うところがあった美術展でした。
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