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雑記帳
>2014/12/14 2014年バードカービングコンクールの出品数
上野で開催されていたバードカービングコンクールの出展数がようやく発表になったので、去年のデータ
に追記してみました。ちなみに生データJBCAのHPからどうぞです。
以下は2013年データに2014年のデータを追記したものです。
生データだと、分かりにくいので、年度&クラス毎で集計してみました。
これを見ると2014年の傾向は以下が言えそうです。
・全体の出品数は2006年からの統計で最低になった。
・初級、中級、上級の出品数が減少し、ビギナーが増えている。
ここからは、推測です。
・出品数が減っているのは平日搬入/平日搬出が影響している?
・初級、中級、上級の出品数が減少しているので、コアとなる経験者の出品数が減っている。
これは搬入搬出の問題だけなのか不明。
まあ結論からすると、バードカービング人口は横ばいか、減っているような気がします。
ビギナーの出展数は増えていますが、ビギナーは継続するか微妙な所なので、あまりカウント
対象にならないような気がします。(2、3個作ったらやめてしまう人も多いので・・・)
出展数が震災のあった2011年より減っているのは、少し問題かもしれません。特にコアとなる
中級、上級の出展数が減っているのが気になります。2012年⇒2013年で25作品減少し、
2013年⇒2014年で30作品減少しているので、このままの減少率だと来年は200作品をキープでき
るか微妙な所です。これ以上減らなければと思います。
ついでに鳥種のデータも載せておきます。まあこちらはあまり変化ないみたいです。
いつもなら結果発表と同時に、JBCAのHPに今年の大賞の写真が掲載されるのですが、
今年は今のところ掲載されていないです。掲載後に感想を書こうと思っていたのですが、掲載
がいつになるか分からないので、今年のコンクールの個人的な感想を簡単に書いておきます。
作品の傾向としては、今年も台(ハビタット)がしっかり作られている作品の方が評価が高いよ
うに思えました。大賞の作品は多分生態系を表現しているようで、個人的には面白い作品でし
た(ひねりの効いた作品は好きです)。ただ、バードカービングとしての評価だと微妙なような
気がしました。ミニチュアと言うこともあるのですが、主役の鳥があまり目立っていなかった
ように思います。鳥を飼っている関係で、どうしても情景よりも鳥本体に目が行ってしまいま
す。野鳥を見ていても、鳥の考えていること、年齢、健康度などが気になってしまう性分なも
ので、やはり個人的には「情景」よりも「感情」が伝わる作品が良いな〜と思ってしまいます。
まあ、この辺の感覚は人それぞれなので、良いも悪いも無いのですが、出品を考えているよう
でしたら、台はしっかり作る必要がある事は認識しておいた方が良いと思います。それにして
も、色んな意見があるので審査する人も大変なんだろうな〜とも思います。
今年は出品数が2006年からの統計で最低でしたが、会場は寂しいと言うほどではなかったです。
ただ、この傾向が続くようだと少し不安になってきます。バードカービングの年齢内訳は分か
らないのですが、個人的には「定年後のおじさん」が多いような気がします。現在、その人口
は増加傾向で、バードカービング人口も増えても良さそうなものですが、コンクールでは実感
できないです。このタイミングで人口が増えないと将来が不安になります。来年は出品数が増
えると良いです。
バードカービング人口の話が出たついでに書いておきますと、来年のデザフェス41の出展が決
まりました。今回は販売メインでなくバードカービングの宣伝というか素晴らしさを若い人に
アピールできたらと思っています。製作中のブンチョウがある程度完成したら特設ページを開
設するつもりです。
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