トップ雑記帳 >2012/11/25 バードカービング人口は増えていない?



 今週末は3連休だったのにも関わらず、仕事やら何やら忙しくて時間が取れなかったです。
 なので、今週の製作はお休みです。(年末ヤバイ)
  
 そんな中、先月のバードカービングコンクールの結果が、ようやくJBCAのページにアップされました。
 審査結果については出品もしていないのでノーコメントですが、その中に2006年からの出品数のデータが
 ありました。
 
 前々からバードカービング人口が増えているのか気になっていたので、このデータである程度推測できる
 かもしれません。ただ、自分のように全然出品しない人もいるので、あくまで目安です。

 以下はJBCAのページから再集計した結果です。合計出品数が実際の出品数と微妙にずれていたのです
 が、実際の出品数ベースで計算しています。
 
 生データだと、ゴチャゴチャしているので、年度&クラス毎で集計してみました。
 これを見ると以下の事は確実に言えそうです。
  ・全体の出品数は280程度で横ばい。
  ・2008年度がピークで2011年度が最低。
  ・2012年度は2007年度程度に増加。
  ・上級の出品数は増加傾向。
  ・初級、中級、マスタは横ばい。
  ・ジュニア、ビギナーは減少傾向。
 
 ここからは、推測です。
  ・2008年度がピークなのは、2007年にNHKの趣味悠々でバードカービングを紹介したから?
  ・新規の人があまり増えていない。
  ・既存の人はそれなりに上達して、上級に上がっている。
  ・続ける人と、やめる人が拮抗して全体に増えていない。
  ・東京都美術館の開催は、我孫子より人気があって多少出品数が上がった?
 
 まあ結論からすると、バードカービング人口は少なくても劇的には増えていないのかもしれません。
 ただ、これはあくまで出品数からの推定で、実際の人口は分からないです。

 個人的には、もう少しメジャーな趣味になる事を期待しているのですが、このままでは難しいかもしれ
 ません。新規人口の獲得は2007年みたいにテレビ放映されれば、多少は増えると思いますが、継続させる
 のが難しいように思います。ただ、継続させないと中々人口は増えないです。

 この趣味は平均年齢も高めのような気がしますし、2007年のようなテレビ放映の予定も無いので、
 今後が心配です。どうしたものか・・・。

 ここまでは、バードカービング人口についで分析してきましたが、集計データを見ると鳥の種類も載って
 います。ついでなので、これも分析してみました。以下は分析結果です。

  ・スズメ目が含まれる「ライフサイズD」がダントツの人気。
  ・カワセミが含まれる「ライフサイズC」はスズメ目の次に人気。
  ・水鳥、猛禽は似た様な人気度で、それ程人気ない。
  ・水鳥は上級になるにしたがって人気が上がり、その分、スズメ目やカワセミの人気が下がる。
  ・ミニチュア、ナチュラルは上級になるにしたがって人気が上がる。
 

 人気鳥なのか、作りやすい鳥なのか微妙な所ですが、日本人はスズメ目が大好きなのかもしれません。
 アメリカの大会に行くと、カモの人気度が高いのですが、これは狩猟用のデコイ(実用品)から作りは始めた
 アメリカと、飾りや趣味用に作り始めた日本との差かもしれません。

 上級になるとカモやサギの人気が上がって、スズメ目やカワセミの人気が下がります。
 これは最初はカワセミのような派手でメジャーな鳥を作りたがりますが、ある程度経験すると渋い鳥の良さ
 が分かるようになって、こんな結果になっているのかもしれません。

 上級になるとミニチュアが増えますが、大物を作るのが大変なせいなのか、情景表現をしたいためなのかは
 不明です。また、上級はナチュラルが増えますが、これはナチュラルが難しいためかもしれません。
 
 以上、色々、しょーもない分析してみました。少ないデータで色々想像(妄想)するのは楽しいです。
 来年のコンクールも出品予定ないのですが、出品数がどうなるのかは気になります。

 そう言えばの来年のJBCA年会費まだ払っていないです。来年も出品予定が無いので、どうも年会費が
 もったいないと思えてしまいます。(てか、郵便局に行くのが面倒)
 エントリー料が安くなる以外の特典でもあればいいのですが、どうしたものか思案中です。
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