トップ雑記帳 >2012/10/14 アワとスズメ



 先週も仕事が忙しくて、週末は完全にグッタリしていました。
 なので、今週はホトトギスもオオルリも進んでいません。
 疲れてグッタリしていますが、ボウをつれて気分転換に近所の都立公園に行ってきました。
 
 都立公園には、ボランティアで管理している花畑があります。
 自分もそのボランティアに参加しているのですが、去年からアワを栽培しています。
 
 都立公園の敷地なので、花畑は人間が花を見て楽しむための物なのですが、
 公園には訪れる人以上に、多くの野鳥が生息しています。
 いわば野鳥は公園の住人みたいなものです。
 
 その住民に楽しんでもらおうとして始めたアワの栽培ですが、今年はスズメさんが
 大挙して訪れています。アワの栽培責任者としては狙った通りの結果で嬉しい限りです。
 下の写真はアワを眺めるボウと、アワ畑の全景です。
 
     
 
 アワは、栽培が比較的楽で、丈夫な作物です。
 素人の自分でも結構しっかりしたアワを育てる事ができます。
 昔々は、あちらこちらで栽培されていたと思われますが、今はほとんど見ることがないです。
 また、栽培していても、最近は防鳥ネットなどで野鳥が食べる事は難しいと思われます。
 
 アワの英名は「キツネの尻尾」という意味があります。
 確かにキツネの尻尾のようで、見た目もなかなか可愛いです。
 鳥のエサ用で栽培しているアワですが、人が見ても十分楽しめます。
 
 また、アワは見る人の年代によっては反応が違うようです。
 若い人は始めて見る事が多く「デッカイネコジャラシ」とか「濡れ手に粟」のアワとか、
 「鳥の餌」といった反応です。年配者は「懐かしい」と言う人もいますし「昔の食糧難を思いだす」
 と言う人もいます。こちらはなかなか複雑な感情があるようです。それでも、お婆さんが孫に
 アワの事を説明していたりして、世代間コミュニケーションに、少しは役立っているようです。
 ちなみに、自分はアワご飯が大好きです。スズメがアワの事を好きなのが良く分かります。
 
 先日の台風で多くのアワが倒れてしまいましたが、スズメさんには、あまり関係ないようです。
 また、スズメ以外にもカワラヒワやキジも顔を出してくれます。
 下の写真はアワの拡大写真と、アワ畑から飛び立つスズメです。50羽以上はいました。
 
     
 
 そろそろアワの時期も終わりです。これから冬が来ますが、少しはスズメさんの冬支度に役立った
 と思います。ちなみに、アワの次は麦を蒔こうと思っています。
 今後も人間だけでなく、野鳥も楽しめる花畑を作っていけたらと思います。
 
 写真だけでは寂しいので、スズメの絵を作画してみました。
 ロクに資料も見ずに、鉛筆だけで30分やそこらで描いた、滅茶苦茶いい加減な絵です。
 出来の悪い絵ですが、アワとスズメの組合わせは、やはり絵になるような気がします。
 
 
 
 
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