先週も仕事が忙しくて、週末は完全にグッタリしていました。
なので、今週はホトトギスもオオルリも進んでいません。
疲れてグッタリしていますが、ボウをつれて気分転換に近所の都立公園に行ってきました。
都立公園には、ボランティアで管理している花畑があります。
自分もそのボランティアに参加しているのですが、去年からアワを栽培しています。
都立公園の敷地なので、花畑は人間が花を見て楽しむための物なのですが、
公園には訪れる人以上に、多くの野鳥が生息しています。
いわば野鳥は公園の住人みたいなものです。
その住民に楽しんでもらおうとして始めたアワの栽培ですが、今年はスズメさんが
大挙して訪れています。アワの栽培責任者としては狙った通りの結果で嬉しい限りです。
下の写真はアワを眺めるボウと、アワ畑の全景です。
アワは、栽培が比較的楽で、丈夫な作物です。
素人の自分でも結構しっかりしたアワを育てる事ができます。
昔々は、あちらこちらで栽培されていたと思われますが、今はほとんど見ることがないです。
また、栽培していても、最近は防鳥ネットなどで野鳥が食べる事は難しいと思われます。
アワの英名は「キツネの尻尾」という意味があります。
確かにキツネの尻尾のようで、見た目もなかなか可愛いです。
鳥のエサ用で栽培しているアワですが、人が見ても十分楽しめます。
また、アワは見る人の年代によっては反応が違うようです。
若い人は始めて見る事が多く「デッカイネコジャラシ」とか「濡れ手に粟」のアワとか、
「鳥の餌」といった反応です。年配者は「懐かしい」と言う人もいますし「昔の食糧難を思いだす」
と言う人もいます。こちらはなかなか複雑な感情があるようです。それでも、お婆さんが孫に
アワの事を説明していたりして、世代間コミュニケーションに、少しは役立っているようです。
ちなみに、自分はアワご飯が大好きです。スズメがアワの事を好きなのが良く分かります。
先日の台風で多くのアワが倒れてしまいましたが、スズメさんには、あまり関係ないようです。
また、スズメ以外にもカワラヒワやキジも顔を出してくれます。
下の写真はアワの拡大写真と、アワ畑から飛び立つスズメです。50羽以上はいました。
そろそろアワの時期も終わりです。これから冬が来ますが、少しはスズメさんの冬支度に役立った
と思います。ちなみに、アワの次は麦を蒔こうと思っています。
今後も人間だけでなく、野鳥も楽しめる花畑を作っていけたらと思います。
写真だけでは寂しいので、スズメの絵を作画してみました。
ロクに資料も見ずに、鉛筆だけで30分やそこらで描いた、滅茶苦茶いい加減な絵です。
出来の悪い絵ですが、アワとスズメの組合わせは、やはり絵になるような気がします。
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