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猛禽類は消化しきれなかった餌を「ペリット」の形で吐き出します。
ボウ(アフリカワシミミズク)もチハヤ(セイカーハヤブサ)も猛禽類
なんでペリットを吐き出します。
左の写真は、元となった餌(マウス)と、ボウのペリット(真ん中)、
チハヤのペリット(一番右)です。同じ内容、同じ量の餌でもペリット
の大きさが違います。
何かで読んだのですが、フクロウ類は胃酸が弱いのでペリットが大き
いとありました。確かに大きいです。内容も、チハヤのペリットが、
ほとんど毛しかないのに対して、ボウのペリットは骨が多く含まれて
います。
餌の食べ方も、ボウは丸呑みなのに対し、チハヤはチビチビ食べます。
細かくなっている分、消化が良くなると思います。また、フクロウ類
は素嚢がないので、余計消化が悪くなりそうです。
ちなみにペリットを吐く時は結構苦しそうに吐きます。餌が骨ばかり
だったりすると、骨が引っ掛かるため余計苦しそうにします。餌に羽
や毛が含まれていると滑らかなペリットになるので吐きやすくなりま
す。なんで、餌は栄養過多にならない程度に、羽や毛が混じっていた
方が良いです。
ついでに、ペリットを中々吐かない時は餌を見せると吐く事がありま
す。ペリットを吐かないと基本的に餌を食べてくれないので、餌を見
せて、ペリットを吐くのを待ってから餌やりすると効率が良いです。
飼い主=餌と認識すると、飼い主の顔を見ると「ゲー」ってペリット
を吐いたりします。飼い主としては少々複雑な気分になります・・・。
下の写真はおまけです。今年は特にボウの羽の状態が良いです。
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