年明け以来、風邪気味でモズの製作が進みません・・・
色を塗れば完成なのですが・・・
そんなこんなで、今週は飼育記録を更新します。
こっちは風邪気味なのですが、ボウのほうはいたって元気です。
春が近いせいか、最近はやや興奮気味で困りものでもあります。
ボウは手を出すと、必ずといっていいほど噛んでくるのですが、上の写真は、その時のものです。
噛むといっても、甘噛みたいなもので「ピピピ」と鳴きながら噛んできます。
写真を良く見ると、左目には、瞬膜が見えます。
これは、目を保護するための膜で、フクロウ類はエサを食べるときなどに使います。
多分、獲物から目を保護する意味があるのだと思います。
この膜は、チョウゲンボウにもあり、おそらく鳥類全体にあるものだと思います。
人間には瞬膜はありませんが、名残はあるそうです。
こいつがあれば、ドライアイになることもなく、重宝していたかもしれません。
舌も特徴的な形をしています。
鳥類の舌は前後にはよく動くのですが、人間のように左右にはほとんど動かないようです。
また、舌の奥が鉤形に尖っており、エサを飲み込みやすい構造になっているようです。
鳥類は軽量化のため歯がなく、哺乳類のように舌と歯を使って、食べ物を咀嚼することがないので、
このような構造になっているのだと思います。
また、舌といえば、味覚ですが、これはあまりなさそうです。
とはいえ、まったく無いということでもなさそうです。
以前、チョウゲンボウのアキに、インコ用の薬を投与したことがあるのですが、
この薬がやたら甘くて(実際になめてみました)、アキはこの甘さが嫌だったのか、
薬入りのエサをなかなか食べてくれませんでした。
猛禽用のビタミン剤(無味)は、大丈夫だったので、最低でも味覚の好み程度はあるようです。
ちなみに、インコは甘いものが好きなようで、だから、薬も甘くなっているようです。
また、味覚ではないのですが、ボウはキャベツをかじるのが好きです。
これは、クチバシの関係だと思います。
かじるだけで、食べはしないのですが、こっちとしては散らかるので迷惑です・・・
どっちにしても、この人(鳥)達は、あまりグルメではないようです。
それに比べて、人間は味覚にうるさいです。
鳥が視覚の動物なら、人間は味覚の動物かもしれません。
人間が独自の進化をしたのも、もしかしたら味覚のせいかもしれません。
もっとも、味覚が先か、進化が先かは分かりませんが・・・勝手な想像です。
ここに書いたことは、経験などから自分なりに推測したこと中心に書いています。
多分それほど間違っていないと思いますが、正確なところを知りたい方は、独自に調べることをお勧めします。
それにしても、生の鳥を飼っていると色々と分かることあり、文献で調べるのとは違った楽しみがあります。
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