トップ猛禽の部屋飼育記録 >2009/12/05 まな板の上の鯉?



 ボウの爪やクチバシが大分伸びてきました。

 本人(鳥)も気になるのか、最近はやたら新聞を引き裂きます。
 
 また、たまに肩に飛び乗ってくるのですが、
 
 爪が痛く、また、人の耳を尖ったクチバシでいじるので、
 
 こっちは、たまったものではありません。
 
 
 で、久しぶりに爪とクチバシを切ることにしました。
 
 これらの手入れは、怪我や病気を予防する意味もあります。
 
 クチバシを切ることで、クチバシ割れを防ぐことができ、
 
 爪を切ることでバンブルフット(足の裏の病気)を、
 
 予防することができます。
 
 使う道具は、ニッパとマイクログラインダーです。

 グラインダーはバードカービングで使っているものです。
 
 先端ビットはルビーカッターです。
 
 結構爪は粘っこいので、ピンクストーンとかでは削り難いです。
 ボウを捕まえて、背中を下に寝ころがします。

 この時、目隠しのため、布で頭を包んだほうがいいです。
 
 また、暴れるので爪にも十分注意したほうがいいです。
 
 このような姿勢になると、なぜかおとなしくなります。
 
 まるで「まな板の上の鯉」のようです。
 ニッパでクチバシを切り、グラインダーで形を整えました。

 かなりスッキリしました。
 
 本当はもっと切っても大丈夫なのですが、
 
 怖いのでこの程度にしておきました。
 同様に爪も切りました。

 爪もまだまだ短く切ることできるのですが、
 
 切りすぎると、出血するので、この程度にしておきました。
 
 また、クチバシと違って、爪は簡単に切れるので、
 
 無理しないことにします。
 ついでに、足の裏の写真を撮っておきました。

 すごく肉球が発達しており、肉球はボツボツしてます。
 
 この肉球で掴まれると、獲物は逃げられなくなります。
 初列風切羽の羽縁(ウエン)の写真も撮っておきました。
 
 ギザギザが付いているのが分かります。この構造のおかげで、
 
 フクロウの仲間は音もなく飛ぶことができます。

 この構造は新幹線のパンタグラフにも採用され、騒音軽減に

 役立っているとのことです。
 
 
 写真を撮っている間、こんな顔でジッと睨んでました。

 怖いです・・
inserted by FC2 system