トップバードクレイの部屋製作記録(番外編) >アフワシ羽根ペン


 製作背景

 デザフェスが近づいてきましたが、全然準備していないので、ボウ(アフリカワシミミズク)の羽根
 を加工して、羽ペンもどきを作る事にしました。以前、羽ボールペンを作ったことがあるのですが、
 あれは結構、製作が手間で、使い勝手もあんまし良くなかったので、今回は却下です。額装にした事
 もあったのですが、全然売れなかったので、これも却下です。個人的には、額装したボウ羽根が一番
 気に入っているのですが・・・。どうも人気ないみたいです。(うちでは飾っています)
 
 そんなこんなで、ボウの羽根の使い道が悩ましいのですが、やはり羽根ペンが一番カッコイイと思い
 ましたので、羽根ペンに加工することにしました。と言っても、本当の羽根ペンにするには、ボウの
 羽根は羽柄が柔らかくて割れやすいので、使い物にならないです。伝統的な羽根ペンは白鳥などの水
 鳥の羽根を使います。渡り鳥でもある水鳥の羽根は丈夫で、大きさもあるので羽根ペンに向いていま
 す。
 
 ボウの羽根では、本当の羽根ペンは作れそうもないので、市販のペンや鉛筆に装着できるようにしま
 した。これなら、普段から使っている、お気に入りのペンを、羽根ペンのようにすることができます。
 普段使っているペンなので、使い勝手は変わらないですが、簡単におしゃれな羽根ペンに変身します。
   
 製作記録

 セット内容です。
 羽根本体と、ペンや鉛筆に装着する皮パーツです。
 

 無加工の羽根だと、羽柄が太すぎて上手く装着できなかったので、
 薄く削り出しています。また、割れやすいのでUVレジンで固めて
 います。
 
 一見すると、大した加工でないように見えますが、薄く削り出すの
 が結構大変でした。デザインナイフで削りだそうとしたのですが、
 割れてしまい上手く削れずで、結局ルーターで削って、ヤスリがけ
 して仕上げています。
 

 皮パーツです。
 皮は何の皮か良く分からないですが、柔らかい皮です。
 基本的に鉛筆の直径に合わせて作っています。
 両面カシメで止めているので、強度的には問題ないと思います。
 

 手持ちの付けペンや鉛筆に装着したところです。
 思った以上に羽根ペンらしくなりました。
 
 ペンの直径が鉛筆程度であれば、装着位置は自由に調整可能です。
 ペンに装着した場合は、本当に飾りしかならないですが、鉛筆に
 装着した場合は、消しゴムのカスを掃除するのに使えたりします。
   

 デザフェスでは全部で30枚程度出品する予定です。
 今年は、ボウの羽根が多く抜けたのですが、多分来年はあまり抜
 けないと思います。なので、来年は販売できないかもしれません。
 
 予定販売価格は、600円〜1200円で考えています。
 羽根の大きさ、傷の有無で違ってきます。
 ボウの餌代の足しになればと思います。
 
 ちなみに、チハヤ(セイカーハヤブサ)の羽根は今回は出展無し
 です。ボウと違って、羽柄が無茶苦茶硬いので、本当の羽根ペン
 に加工するかもです。
 
inserted by FC2 system