トップバードクレイの部屋製作記録(番外編) >台のキャスト&UVレジンで目玉試作


 レジンキャストは時間がかかる・・・

 製作中のルリビタキさんですが、今週完成の予定だったのですが、現在レジンキャスト中でして、
 完成は次週になりそうです。何しろシリンコンが完全硬化するまでに12時間もかかるものでして、
 両面で型を取るので、24時間もかかります。なので、まだ硬化が完了していないです。
 ひとまず片面は問題なくいったっぽいですが、翼の先端とか、結構ヤバそうなので最終的に上手く
 行くかは微妙なところです。
 
 キャストついでに、台をキャストしてみました。こちらは片面キャストなので、ひとまずキャスト
 までは完了しました。普段ならば、木を削って作るところですが、台を全部木で削り出すと、結構
 な大きさの材が必要になり、手間もかかるので、今回は試しに手抜きしてみました。
 
 また、レジンを買いに行った時に、前から気になっていたUVレジンなるものがあったので、これ
 もついでに購入しました。このレジンは透明なレジンで、紫外線を照射すると固まる特性がありま
 す。透明なので目玉を実験的にキャストしてみました。
 
 台のレジンキャスト

 今回の台のイメージは「土に半分埋まった石」です。
 まずは、近所で拾ってきた石を写真のように油粘土で囲います。
 油粘土部分が土になる予定です。
 
 油粘土のままでは表面が土っぽくならないので、写真右の石を
 油粘土の表面に軽く押し付けます。すると石の凸凹が粘土表面
 に転写されるので、土っぽいザラザラ感がでます。
 

 シリコンを流し込む直前です。油粘土に石を埋め込んで表面処理
 するだけなので、ここまでは大した手間がかかっていないです。
 木でココまで作るとなると、結構な手間だったと思います。
 

 今回使ったシリコンです。文鳥をキャストした時のシリコンより、
 千円程安かったので試しに使ってみます。
 
 で、使い勝手ですが、高いシリコンより、何か少し硬めのような
 気がしました。今回のような精度があんまり関係ない物には問題
 ないですが、精度を求められるものに使うのはチョット気が引け
 ます。まあ、普通に使う分には問題ないですが・・・。
 
 それにしても今回はシリコンを大量消費しました。約600gも一気
 に消費。費用にすると約1800円です。
 
 うーむ、この方法、楽だけど金がかかる・・・。まあ、シリコン
 の使用量は工夫すれば減らせるので、次回は考えてみます。今回
 は計算が甘かったです。
 

 白レジンにエナメル塗料の黒(フラットブラック)を混ぜて、キャ
 ストしてみました。予想通り灰色になりました。色がついてない
 ので、あんまり石っぽくないですが、多分色が付けば良い感じに
 なると思います。ちなみに、これは280g程樹脂を消費しました。
 費用換算すると約450円位です。
 
 この方法はお手軽ですが、やや費用が掛かるのが難点です。ただ、
 量産すれば1つ辺りの費用が掛からないので良い方法だと思います。
 
 UVレジンで目玉を試作

 左の写真が今回使用したUVレジンです。詳細は写真の取説を
 参照してください。透明レジンと言えば、エポキシレジンが有名
 ですが、エポキシレジンよりお手軽に使えるようになっています。
 最近はアクセサリーとかの製作で使われているようです。
 

 ガラスアイを型取ったシリコンに樹脂を流し込みます。水みたい
 にサラサラではなく、エポキシボンドのようなトロっとした感じ
 でした。この後、太陽光で硬化させました。
 

 硬化後、取り出したところです。パッと見は問題ないのですが、
 良く見ると、気泡やゴミが入ってしまいました。失敗です。
 
 ですが、磨かなくてもこれだけの透明度があり、シリコン型さえ
 あれば手軽に量産できるので魅力的な素材です。もう少し上手く
 キャストすれば使えるかもしれません。
 
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