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ビットの手入れ | |
今週末は何かと忙しかったので、ブンチョウもコザクラも製作が進んでい ないです。梅雨時のジメジメ感で、あまり作る気にならなかったのもあり ます。 こんな時はあまり無理せず、道具の手入れや、作業場の片付けでも行うの に限ります。なので、ビットの手入れ方法を簡単に紹介します。 今回の話と関係無いですが、左の写真は今週のボウです。頭の羽が大分揃 ってきました。ただ、6月20日以降、風切羽は一枚も抜けていないです。 ボウ大丈夫か? |
ダイヤ・ルビーの手入れ | |
焦げ付いた、ルビーカッター(ルビーニット)、ダイヤモンドカッター です。このクラスのカッターは削った後の表面が比較的綺麗で、それ なりに良く削れるので使用頻度が高いです。 ただ、硬い材料を無理に削ると直ぐに焦げ付きます。また、削る時に 中途半端に力を入れると、それも焦げる原因になります。焦げ付くと、 思うように削れなくなるので、手入れが必要になります。 |
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「焦げ=酸化=錆び」みたいな物なので、錆び取りでも手入れ可能で す。ただ、何かと面倒なのと、やりすぎるとビットが痛みそうなので、 自分の場合、左の写真のようなクリーナーを使っています。 「ルビークリーナー」とか「多目的クリーナー 」と言われていますが、 早い話が「ゴムの固まり」です。バードカービング屋さんで売っていま す。 |
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使い方は以下です。 @ビットに水を付ける。(湿らせる程度) A低速回転でまわす。(向きは正回転) B写真のようにビットをクリーナーにあてる。この時、手前に 引くようにして動かすと、錆がビットの先端に移動して、取 れます。 |
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クリーニング後のビットです。あまり錆が酷くならないうちに、 手入れしたほうが良いです。また、クリーニング時にビットを 濡らしますが、後で拭いておきます。(ほっとくと今度は、 普通に錆びます) 「ゴムの固まり」はダイヤやルビーには使えますが、他のビット には使えません。ただ、ダイヤやルビーは使用頻度が高いので、 小さい固まりで良いので、持っていた方がいいです。 ルビーやダイヤは綺麗に削れるので、ついつい使用頻度が上がり ます。ただ、クリーニングすれば永久的に使えるって物ではない で、無茶な削りはしないほうが良いです。 削る時は、材料の硬さや、削る量に合わせて無理のないビット選 択をした方がいいです。そうすることで、時間短縮になりますし、 ビットも長持ちします。 |
ストーン系ビットの手入れ | |
左の写真は焦げ付いた、グリーンストーンです。ストーン系ビット は仕上げが綺麗ですが、少しでも無理すると直ぐに削れなくなりま す。 |
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左の写真は「ストーン・ドレッシング」って言うものです。刃物の 刃を研いだりするのに使うみたいです。 「MEIUM」と「FINE」があって、「MEIUM」はピンク、グリーン用で、 「FINE」はホワイト用です。使い方は、低速回転でビットを研ぐよう にあてればいいです。 |
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クリーニング後です。ホワイトストーンは直ぐに削れなくなるので、 テクスチャリングする時は、小まめにクリーニングした方が良いと 思います。 ちなみに、今回は「ストーン・ドレッシング」を使いましたが、 紙ヤスリを板状にした、板ヤスリで代用することも可能です。 |