トップバードクレイの部屋製作記録(番外編) >汎用羽根ピン


 製作背景

 今週は夏バテでダウンしました。なのでスズメの製作は進んでいないです。そんな訳で、デザフェス
 出展物が相変わらず間に合っていないので、ここは一つボウに再登場していただこうと思います。
 アフワシボールペンでボウの風切羽は何とか処理できそうなのですが、それ以外の羽根が一杯余って
 います。また、拾った野鳥の羽根も結構あります。
 
 それらを有効活用するために、羽根ピンを作る事にしました。普通に羽根ピンを作っても面白くな
 いので、汎用的に使える羽根ピンを製作します。
   
 汎用羽根ピン製作手順

 厚さ0.5mm程度の銅板をこんな感じにカットします。
 カットするには金切ハサミを使うのが良いですが、うちでは調理
 ハサミを(餌をサバクのに使っていたヤツ)使っています。
 
 あんまり薄い銅板だと、加工は楽ですが、完成後ペラペラになって
 しまい使い勝手が悪くなります。アルミ板だとハンダ付けが難しい
 ので銅板がお勧めです。
 

 写真の様に銅板の隅をラジペンで曲げて、ピンをハンダ付けします。
 ピンは手芸店などで入手可能です。
 
 試作段階ではピンの幅と銅板の幅を合わせて、銅板を曲げないように
 作ってみたのですが、完成後ピンがグラついて安定しなかったです。
 その問題解消のために、銅板の幅をある程度広くして、ピンの高さ
 程度に銅板を曲げることで安定させるようにしています。
 
 

 銅板の先を丸めます。写真手前が小口径で奥が大口径です。
 小口径は爪楊枝を軸にして丸めています。
 大口径は直径2mmの真鍮線を軸にして丸めています。
 小口径は小さな羽根用で、大口径は大きな羽根用です。
 以下は実際にアフリカワシミミズクの羽根を装着した所です。
 
 ※尾羽(T1)、雨覆羽(多分、中か小雨覆羽)、胸の羽
 
 帽子に止めるなどして、実際に使ってみたところ、安定感も良くて
 中々使える代物でした。これでデザフェス出展物が一つ増えました。
 
 今回はボウの羽根を使いましたが、他の鳥でも勿論使えます。
 試していませんが、花などにも使えるかもしれません。
 

 応用編(アルミ板で製作)

 先ほどは銅板で作りましたが、一般家庭でも出来そうな形で
 作ってみます。まずは、ジュースやビールなどのアルミ缶を
 写真のように切り出します。柔らかいので普通のハサミで
 切れますが、調子にのって切っているとハサミの切れ味が
 落ちますので注意してください。
 
 

 写真のように曲げます。ラジペンがあると曲げやすいですが、
 無くても曲げられる思います。先端の丸めは爪楊枝を軸にして
 曲げています。
 
 今回はピンが無いので、単純にアルミ板を曲げているだけです。
 帽子などに付けるのは無理ですが、胸ポケットに止めることは
 可能です。
 

 実際に羽根を装着したところです。
 今回はキジバトの羽根を使ってみました。
 
 

 磁石を持っていれば、写真のように加工(磁石で挟むだけ)
 することで、冷蔵庫用マグネットに換装することも可能です。
 
 ついでに、ピンを持っている場合はエポキシボンドで接着できる
 と思います。(多分)

 冷蔵庫ではないですが、マグネットを鉄棒に止めたところです。
 色々応用できそうです。
 
 応用編(ボール紙で製作)

 アルミ板の変わりにボール紙で作ってみました。
 マスキングテープで止めている関係で黄色くなっていますが、
 セロテープで止めればもっと綺麗に仕上がります。
 

 紙だと流石に強度面に問題があるので、一部爪楊枝で補強して
 います。
 

 今度はチョウゲンボウの羽を装着してみました。
 まあ、こんな風に一工夫するだけで拾った羽根を有効活用できます。
 フィールドで羽根を捜す楽しみが増えるってものです。
 
 
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