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 アオバトの習作
 製作背景

 いつもボランティア活動している都立公園で、アオバトの剥製を作る事になったので、その習作です。
 ポーズだけ分かればいいので、大体1/4のサイズで作っています。
 
 ついでに、アオバトの目玉(ガラスアイ)が無いとのことで、目玉をアクリル板から作っています。
 
 アオバトの習作

 今回は剥製と言う事で、アオバトの特徴と言うか、魅力を前面に出したいところです。
 
 で、剥製となるアオバトを確認したのですが、どうやら雄の若だったらしく、翼の小豆色もなく、
 どうも地味です。ただ、下尾筒を見ると、緑とクリーム色の模様が大変綺麗でした。
 と言うことで、第一条件は下尾筒が見えるポーズにします。
 
 下尾筒が見えるポーズとなると、枝に止めるのがいいように思いますが、台を色々考えるのが
 面倒なので、地面にいる事にします。
 
 次に、アオバトの生態も分かるようにしたいのですが、アオバトと言うと海水をゴクゴク飲んで
 いるイメージが強いです。といっても、年中海水を飲んでいる訳ではなく、ドングリなどの木の実
 もよく食べるようです。で、写真のようなポーズに行き着きました。
 
 落葉に埋もれた木の根に止まって、ドングリを喰わえている所です。このポーズならば下尾筒も
 見えますし、アオバトがドングリを食べるという食生活も分かります。
 
 にしても、アオバト、調べると色々面白いです。鳩は作ったことないですが、普段良く見る
 キジバトとか作ってみたくなりました。(多分当分ないですが・・)
 
 カービングを作る上ではあまり役にたたない知識ですが、剥製屋さんいわく、鳩の剥製は大変
 難しいとの事です。何でも、皮が薄く、直ぐに羽が抜けてしまうそうです。これは、猛禽に
 襲われても、羽が抜ける事で逃げ切るためとのことです。鳥の世界にもトカゲの尻尾切りと
 同じような事をしているのがいるようです。
 

 アクリル板から削りだした目玉です。剥製屋さんいわく、普通は虹彩が赤の
 目玉を使うようですが、実際の目玉は瞳孔の周りが青いので、今回は自作
 しました。目玉を自作できると、市販品でない物ができるのがいいです。
 
 ただ、青(アクア)の塗りが少し悪かったです。本当はパソコンから印刷
 した物を貼り付けたかったのですが、プリンタが無いので手塗りしています。
 
 発砲スチロールで試験製作

 作品移動用の箱を作るのに使えるかなと思って、スチロールカッターを購入しました。
 で、発砲スチロールを材料にして削ってみたらどうかと思い、トライしてみました。
 

 これが購入したスチロールカッターです。
 ハッコーさんの製品です。
 
 

 100円ショップで購入した発砲スチールを、スチロールカッターでカットした
 ところです。流石に簡単にカットできました。
 
 で、鉛筆で下書き線を書こうとしたのですが、上手く書けないです。
 なので、基本的に感覚だけで削ることにします。

 削った結果です。削りカスが怖かったのですが、新型集塵機のおかげで、
 そちらは問題なかったです。静電気を帯びた削りカスは作品にくっつくので
 その辺は削り難かったです。
 
 柔らかいので、サクサク削れるのですが、柔らかすぎて力の加減が難しいです。
 また、細かい加工をするとボロボロ崩れて出来ませんでした。
 
 まあ、普通の発砲スチロールで鳥を作るのは無理がありそうです。
 写真位のものはできますが・・・。
 

 ちょっと悔しかったので、もっと目の細かいスチロール材で削る事にします。
 この材は、ハンズで購入したものですが、それ程高くなかったと思います。
 
 で、加工性能ですが、普通の発砲スチロールロールより断然良いです。
 頭だけ作ってみたのですが、そこそこ作れました。
 写真はヤスリがけまでした状態ですが、薄め液で表面を溶かせば綺麗に仕上
 がるかもしれません。
 
 ただ、木材に比べると加工性能は劣ります。造形用スチロール材なる物も
 あるようですが、当面は木で製作することにします。
 
 
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