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 葉っぱの試験製作
 製作背景

 12月に入り製作には良い季節ですが、とにかくこの所、仕事が忙しいです!
 というか無茶振りばかりで、自分ではどうにもならず、かなり気分的に落ち
 込んでいます・・。今の仕事向いていないかも・・・。
 
 そんな、すさんだ毎日ですが、ボウのヤツは毎日眠そうにしていています。
 気分転換&悔しいので、眠そうにしているボウを描いてみました。
 今回は、写真や現物を見ずに作画してみたのですが、毎日見ているだけあって
 予想外に簡単に描けました。(鉛筆、ほぼストレート、10分位)
 一発で、それなりの作画ができると気分がいいものです。
 
 こんな、しょーもない絵を描いているので、今週末は時間はあったのですが、
 仕事が気になってやる気にならず遊び製作です。カワラヒワの台に葉っぱを
 付ける予定なので、その練習&実験に葉っぱを作ってみることにしました。
 
 葉っぱの製作

 バードカービングの世界では、葉は銅板から作ることが多いですが、
 銅板だと、透明感がないのと、苦手なハンダ付けがありそうなので、
 今回は銅板はやめにします。
 
 変わりに半透明紙を使う事にしました。
 商品名の通り、半透明な紙で、かなり丈夫です。
 「ユザワヤ」や「世界堂」などの画材屋で扱っていると思います。
 値段は500〜600円位で、同じ面積の銅板より安いと思います。
 

 黄色の半透明紙に葉の形を下書きします。
 写真のようにかなり透明感があります。
 

 黄色と緑の半透明紙を重ねて、マスキングテープで止めます。
 
 

 ゴム製のスポンジ台(ウェットスーツの切り端)に、黄色面を上にして
 紙を置き、パテベラで葉脈を擦ります。すると、葉脈部分が凹みます。
 
 擦るときは、紙が破れないよう、やさしく慎重に行います。
 スポンジ台が無い場合は、フェルトなどの布でも大丈夫だと思います。
 

 紙を裏返して、先を丸く丸めた爪楊枝で、葉脈以外の部分を
 擦ります。すると、自然に葉っぱらしい凸凹ができます。
 この時も、擦るときは、紙が破れないよう、やさしく慎重に行います。
 
 

 写真のように、裏面、表面を開き、裏面の主要葉脈に沿って釣り糸を
 接着します。今回は3本貼り付けました。接着は木工用ボンドを使い
 ましたが、くっつけば何でもいいように思います。
 なお、釣り糸は透明な物を使ったほうがいいです。
 

 裏面全体に木工用ボンドを塗り、表面と裏面を接着します。
 ボンドが乾く前に、先を丸く丸めた爪楊枝で、葉脈以外の部分を
 擦ります。
 

 ボンドが乾いたら、葉っぱを切り出します。
 この後、色塗りに入っていく訳ですが、湿って形が崩れないように、
 ポリウレタンバーニッシュを全体に塗っておきます。
 ポリウレタンバーニッシュが無い場合は、瞬間接着剤を全体に塗っても
 いいかもしれません、ラッカーもいいかもしれません。
 
 

 茎に細い銅線を追加し、造花用のテープでまとめます。
 釣り糸だけだと、形が付け難いので銅線を足しています。
 造花用テープが無い場合は、木工用ボンドで固めるだけでもいいかも
 しれません。
 

 色塗りの結果です。最後にポリウレタンバーニッシュを表面に塗って、
 ツヤを出しています。使った色は以下です。
 
 ・TRANS-MAGENTA ・NORWEGIAN ORANGE ・ROW UMBER
 ・YELLOW OXIDE  ・PTHALO GREEN   ・MOSS GREEN
 
 一応裏面も簡単に塗っています。表面のツヤはお好みでどうぞ。
 なお、色塗り手順は忘れました。(テキトーです)
 
 半透明紙は元々、印刷用の紙なので色塗りが面倒ならば印刷してもいいかも
 しれません。自分はプリンタ持っていないので試せませんが・・・。
 
 写真では分かり難いですが、葉っぱらしくそれなりに光を通しています。
 手間はそれなりにかかりますが、銅板より加工しやすく、完成度も高いと
 思います。色塗りを除いた製作時間は1時間もかかっていないと思います。
 
 後はやる気になれば、カワラヒワの台は作れそうですが、どうもその
 「やる気」が問題です・・。
 
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