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 小麦粉粘土 実験報告4
 実験背景

 小麦粉粘土の最終実験として、作品作りに取り組んでみました。
 
 羽ブローチの試作

 左から以下の配合で材料を作りました。
 
 @ 強力粉(70%)+木粉(30%)+でんぷん糊
 A 強力粉(30%)+木粉(70%)+でんぷん糊
 B 薄力粉(30%)+木粉(70%)+でんぷん糊

 で、削ってみたのですが、見事玉砕しました。
 内部にひび割れが多くあったみたいで、
 そこから割れてしまいました。
 
 小麦粉粘土で羽ブローチは難しいみたいです。
 バードクレイの試作

 羽ブローチで失敗し、すっかり意気消沈してしまいましたが、
 一応、バードクレイも試作してみました。
 
 対象の鳥は、ヒガラです。
 ヒガラの図面は持っていないので、最初から書きました。
 手持ちの資料から、フショやクチバシなどの寸法を調べ、
 後は、写真や感覚で書いています。
 
 まあ、合っているかどうかは分からないです・・・。
 遊びなので、あまり気にせずに進めます。
 

 最初に、尾だけ作って乾燥させ、その後本体を盛って乾燥させました。
 乾燥は2週間以上かけました。
 
 小麦粉粘土は、作り置きしたものを使用しています。
 ラップに包んで、冷蔵庫に保管しているのですが、
 固まらずにいます。
 
 ただ、作りたての粘土よりボソボソしていて、
 使用感覚は凄く悪かったです。
 
 比率は、薄力粉(30%)+木粉(70%)です。

 で、ひとまず削ったところです。
 
 まあ、何となく削れましたが、翼の先端の盛りが足りないし、
 右目の所にはヒビが入っているし、クチバシは欠けまくるし・・・
 
 と言った感じで、苦労しました。
 木目が無いのはいいのですが、強度面にかなり問題があります。
 
 

 あまりに酷かったので、追加盛りを慣行しました。
 追加したのはいいですが、どうも形が気に入らないです。
 やる気になれば、もう一回盛って、いくらでも修正できるのですが、
 面倒なので、一回しか追加盛りはしていないです。
 

 パン粉粘土でクチバシを補強し、目入れを行いました。
 小麦粉粘土とパン粉粘土は同じ色だと思っていのですが、
 全然違っていました・・・。失敗です。
 
 目玉は、いつも通りアクリル板から自作です。

 ラッカーを塗ってみると、色の違いは少し解消しました。
 一応は、それなりに出来ましたが、まあ失敗です。
 
 小麦粉粘土は削りやすいのですが、もろいです。
 細かい加工ができないです。
 
 それと、気泡が入っていて表面が滑らかでない箇所があります。
 もし小麦粉粘土を使うのであれば、パテとして割り切るか、
 よく練って、ブロック上に圧縮して乾燥させたものを使うと
 いいかもしれません。
 
 今回削っていて思ったのですが、習作が無いのはやり難いです。
 迷いが生じて上手く削れなかったです。
 やはり習作は大事です。(目が上過ぎたか?)
 
 いつまでも遊んでいられないので、小麦粉粘土の実験は終了とします。
 得る物も多かったですが、なかなか上手くいかないものですね・・。
 次の研究テーマは何にしよう・・・。
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