トップ > バードクレイの部屋 > 製作記録(番外編) >アフリカワシミミズクの習作
アフリカワシミミズクの習作 | |
背景 | |
うちで飼っているアフリカワシミミズクのボウが、先日「誕生日」を迎えたので、 記念&遊びがてら、習作を作ってみました。 ボウをライフサイズで作るのは、流石に大変ですし、材料もハンパなくかかるので、 今回は1/3サイズで作ることにします。 ポーズは、成り行きに任せることにします。 寸法もボウが測らせてくれなかったので、これもテキトーです。 毎日ボウを見ているので、自分の感覚を信じて作ってみました。 測るのが面倒なだけですが・・。 |
|
芯材製作 | |
寸法はテキトーと言え、基準は必要です。 去年抜けたボウの尾羽の長さを測ったところ210mmありました。 これを1/3サイズにして、70mmで尾羽の心材を作りました。 材料はいつも通り、ビールの空き缶です。 |
|
尾羽の心材を本体の心材にセロテープで止めます。 本体の心材は何でもいいと思います。 むしろ、大事なのは尾羽の角度で、今回は角度が甘すぎました。 もっと、垂直に近い角度の方がよかったように思います。 |
|
尾、下尾筒の製作 | |
尾、下尾筒はどちらもかなり厚めに作りました。 アフワシ(アフリカワシミミズクの略)の羽は、どれも丸みがあって、 厚みがでてきます。 下尾筒はかなり長めです。 こちらも、フワフワの羽で厚みがあります。 |
|
本体肉付け | |
本体に肉付けしていきます。 肉、付け過ぎました・・・。 幅はこんなにいらないです。 ついでに上尾筒の羽も付けておきます。 |
|
脚肉付け | |
アフワシの立派な脚を表現します。 習作では脚を作らない人も多いですが、フクロウは脚が命です。 脚もしっかり作りこんでおいた方が良いように思います。 と、偉そうな事言ってますが、幅が広すぎました。 最後の方で修正しました。 それにしても、セクシーな脚です。 あと、似たような物をクリスマスで見かけます・・。 |
|
翼の製作 | |
翼の骨組みです。太すぎました・・。 本来は真鍮線などで作った方が良いように思います。 |
|
初列風切羽を付けたところです。 本来はアルミ板で作ったほうが良いように思います。 尾羽が短いせいか、初列風切羽が長く見えます。 |
|
次列風切羽を乗せたところです。 次列風切羽も、結構長いように思います。 初列の先端はあまり多くは見えないです。 |
|
脚指の製作 | |
銅線を適当な長さに切って、爪部分を曲げます。 目安なので、かなりテキトーです。 |
|
脚指を造形したところです。 フクロウ類の指は変わった形をしていますが、 こう見ると、割合普通かも・・。 |
|
頭の製作 | |
頭を作って完成!と言いたいところですが、 成り行きにまかせていたら、歩いているポーズになってしまいました。 このポーズなら台も不要なので良いのですが、初フクロウでレアなポーズです。 まあ、ボウはよく歩くのでいいか。 強度の関係で脚が太いとか、頭の造形がいい加減とか、 いろいろ問題があるので、微調整を行います。 ちなみに、ここまで4時間かかりました。 |
|
ひとまず完成 | |
脚を細くて長くしました。 ボウは美脚ですから・・。 脚については、内股にすることも大事です。 イメージとしては、Tレックスの脚です。 頭もしっかり作り込みました。 もう少し、鼻孔とか作り込みたかったのですが、粘土がトロけて無理でした。 これから気温が上がると、粘土作業は厳しくなってきます。 |
|
それにしても、フクロウ類の頭は平べったいです。 正面から見る分にはカッコイイノですが、 横から見ると、何とも・・・。 初期状態から修正して、初列風切羽を比較的見えるようにしました。 この辺は、答えがないです。 現物を見ると、見えたり見なかったりで訳が分からないです。 また、わき腹の羽はかなりボリュームを付けておきましたが、 これも時々なので、正解がないです。 ただ、胸の羽はあまり大きくは膨らまないようです。 フクロウ類は、ソノウが無いためかもしれません。 大雨覆羽の線も書いてありますが、これは思いっきりテキトーです。 現物を見ると綺麗に、次列と大雨が分かれていますが、 段差はほとんどないです。 ちなみに、ここまで+2時間でした。 全部で、6時間位かかりました・・。 遊びと思っていたのですが、思わず時間をかけすぎました・・。 |
|
今のところ、この習作からカービングするつもりはないですが、 もし行うのであれば、120mm×120mm×70mmの材が必要そうです。 台もいらないので、作ってみたい気もするのですが、色塗りが面倒そうです。 ナチュラルフィニッシュなら作ってみてもいいかなと思います。 |