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最近行った、実験や作業の結果をまとめておきます。
実験については、失敗ばかりですが、失敗も一つの成果なので、今後も積極的に実験していこうと思います。

 いろいろ実験報告 1
 ケミカルウッドの実験レビュー

 最近は、ジェルトンが輸入禁止になり、チュペロも大きいものは入手しにくくなってきてます。
 そこで、人工木材(ケミカルウッド)を試してみました。
 
 ケミカルウッドは産業用のモックアップなどに使われている素材で、
 ある意味、環境にやさしいかも?しれない材料です。
 
 【対象材料】
  ・サンモジュール : 軽くて、ぱっと見はいい感じです。
  ・ラフォルム   : 重くて、ロウのような質感です。 
 
 【バーニング実験】
  バーニングはどっちも駄目でした、バーニングすると、材料が溶けて、異臭を放ちます。
 
 【削り実験】
  削りに関しては、サンモジュールは凄く良好でした。本物の木材のように木目がないので
  削りやすいです。バーニングしない前提であれば、使えるような気がします。

  ラフォルムに関しては、ロウのような質感で、カッターの目が詰まりそうなので削らなかったです。
  ただ、ナイフや彫刻刀で削る分には、いいような気がします。 
 
 【色塗り実験】
  試していませんが、サンモジュールは色塗りも良さそうな気がします。ラフォルムについては、
  色塗りも駄目そうな気がします。
  
 【まとめ】
  どっちも、あまり使えそうもないです。サンモジュールは多少使えそうですが、あまり値段も
  安くなく、わざわざ購入してまで使うことはないような気がします。ただ、サンモジュールは
  削りやすいので、バーニングせずに小物を作るのであれば、使ってもいいような気がします。
  
  それにしても、木材って凄い材料なのですね。改めて、木材のありがたみが分かりました。
 

 サンモジュールです。
 バーニングさえ入れば、いい材料なのですが・・・。

 ラフォルムです。
 原型彫刻用の材料だと思われます。
 染色剤の実験レビュー

 最近読んだ根付の本に、木材を衣料用染色剤で染色する方法が書いてあったので試してみました。
 うまくすれば、面倒な色塗りを回避できるかもしれません。
 
 「クールダイホット」という衣料用染色剤を用意し、これをお湯で溶き、ホオノキに塗ってみました。
 結果は写真の通りですが、材料と腕に問題があったのか、うまくいかなかったです。
 
 根付の場合は、ツゲなどを使いますが、ホオは目が粗すぎたのか、変なふうに染みてしまいました。
 ツゲは手持ちがないですが、桜も根付の材料に使うそうなので、今度手持ちの桜で試してみようと
 思います。
 

 右のラベル付きが用意した染色剤で、左のビンが溶いたものです。
 真ん中はホオノキで作った、コノハズクのフェザーカービングです。

 フェザーカービングのアップです。
 少し濃すぎる色を使ってしまい、更にまずいことに、木目にそって染料が
 流れてしまいっています。もっと、きめの細かい材が良さそうです。
 スターワークス3の使用感

 普段使っている、マイクログラインダー(TPC-502)の調子が、やっぱり良くないです。
 前触れもなく動かなくなったり、電源入れっぱなしでほっといたら、夜中に突然動き出したりします。
 
 という、イライラマシンなので、セカンド機にスターワークス3を購入しました。
 なんでも、通常3〜4万するものが2万で売っていたので即決買いです。
 
 それで、使い勝手ですが、流石に大型トランス搭載のTPC-502と比べると、パワー面では落ちますが、
 大物や固い木を削るのでなければ、問題なく使えます。まあ、硬い木はTPC-502でも厳しいですし・・・
 TPC-502と比べると、7〜8割位のパワーと回転速度のような気がします。定価ベースで考えると、
 TPC-502(4〜5万)の7〜8割の値段なので、値段分の性能は十分発揮しています。

 また、ハンドピースが軽く、本体もコンパクトなので場所もとらず、使い勝手いいです。
 以前試した「浦和工業マイクログラインダーHD20」は、あまり使う気にならなかったですが、
 これならば、普段使いも問題なしです。いい買い物しました。

 一点注意するところは、このセットについてくるフットペダルはON/OFFのみのペダルです。
 自分はフットペダルを使わないですが、フットペダル派は注意が必要です。
 

 スターワークス3セットです。(これにフットペダルも付いてきます。)
 正逆回転機能、ワンタッチビット交換など必要最低限の機能はあります。
 トルク、回転速度も初心者であれば、まったく問題なしです。
 値段も安いですしね。昔あった、ミニモンターもいいマシンでしたが、
 こいつも、なかなかいいマシンです。
 カーボンブラシの交換作業

 10年近く使っている、ハンドピース(TPH-6501)が大分やばいことになってきたので、
 カーボンブラシを交換しました。
 
 カーボンブラシが何者か良く理解していなかったのですが、これが駄目になってくると、
 低速回転で、回転速度が一定にならなかったり、高速回転でも異常音が鳴ったりします。
 モータ本体に悪影響があるのか不明ですが、気分が悪いので速やかに交換したほうがいいです。
 
 で、実は、カーボンブラシの交換は始めてでして、作業前はかなり不安があったのですが、
 プラスドライバー1本で簡単にできました。以下、交換時の記録です。
 

 始めに、ハンドピースのコード側のカバーを回して取ります。
 それで、写真の箇所のネジを回して、カーボンブラシを取ります。
 この時、余計なネジは回さないようにするのと、コレクトチャック
 の先は回さないようにします。こいつを不用意に回すと、中の部品が
 バネで飛び出て、収集が付かないことになる場合があります。

 カーボンブラシを取ったところです。
 このような四角い穴が2箇所あります。

 左が取り出したカーボンブラシで、右が新品です。
 大分磨り減っているのが分かります。
 ちなにみ、カーボンブラシの予備はセットを買ったときの付属品にあるはずです。
 新たに購入しても、1000円しないようです。

 四角に穴に新品のブラシを差込み、ネジ止めして、カバーすれば交換完了です。
 
 回してみると、見違えるようにスムーズに回転するようになりました。
 これで、当面使えそうです。
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