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 製作背景、製作目的

 先日の「いきものアート体験教室」で製作した粘土から、図面とカービング(ナチュラルフィニッシュ)
 を製作することにします。目的としては、粘土から彫刻にする技術の習得です。
 
  材料   : スギの廃材
  対象工程 : 図面〜荒削り
  作品種別 : ナチュラルフィニッシュ
 
 練習なので、材料はスギの廃材を使用します。木目はそれなりに綺麗なので、ナチュラルフィニッシュ
 で仕上げることにします。
 

 @ 習作の粘土を、デジカメで真上と真横から写真を撮ります。
 
 A @で撮った写真をパソコンに取り込みます。
 

 @ フォトショップなど自由に拡大率を変更できるソフトで、
   上からの写真を開きます。この時、大きさに問題がある場合や、
   大きさを変更したい場合は、拡大率を変更します。
  
 A トレーシングペーパをパソコンの画面に直接あてがい、
   写真をトレースします。この時、部屋を暗くしておくと、
   トレースしやすいです。
  
 B 横からの写真を開き、Aでトレースした大きさに合わせて、
   拡大率を変更し、トレースします。
 

 @ トレーサーを使って、図面を方眼紙に転写します。
   転写は鉛筆で行います。この時、足りない書き込みなどを、
   追記しておきます。
 
 A 鉛筆で書いただけでは、弱いので、転写した図面をペンでなぞります。
   使うペンはボールペンなど、何でも構わないです。
   ちなみに、今回は、漫画用のペンを使っています。

   完成した図面です。こう見ると、かなり丸いです・・。
   バランスが悪いように思えますが、作業続行とします。
  
   なお、余裕があれば、正面図や、頭部だけの図面も同様の手順で
   書いておくといいです。
 

   図面を木材に転写し、バンドソーでカットします。
   今回は足の部分もカットしてみました。
 

   で、削った結果です。ラッカーで仕上げています。
  
   粘土の習作と比べると、かなり甘い形になってしまいました。
   正直いって、あまりいい出来ではないです。以下まずい点です。
  
   ・ 頭のパーツ分けが甘い。
   ・ 頭が少しでかい。
   ・ 翼の構造分けが甘い。

  図面でみたときは、腹、胸が大きすぎるように思いましたが、
  削ってみると、そうでもないようです。初めて、足も削ってみましたが、
  強度の関係で太めにしています。また、目も削り込んでみました。
  まあ、この辺はこんなところでしょう。
 
  今回の削りを通して思ったことですが、どうも、自分の削りは、
  全体に甘いような気がします。なかなか出しきれていないです。
 
  また、翼の裏側など、どうしても削りにくい箇所は、粘土には
  かないそうもないです。
 
  結構、課題がでてきました・・・。
  次回作に向けて、対策を講じる必要があるかもしれません。
 
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