トップバードクレイの部屋製作記録(番外編)柔らかい素材でお遊び >スタイロフォーム(中目)でルリビタキ(羽出しまで)


 製作背景

 今週も仕事の関係で、製作時間があまり取れなかったです。(どうにも眠いです)
 って言うことで、今週もお遊びです。本格的バードカービングが進まなくて申し訳ないです。
 
 前にカネライトフォームで白文鳥を作りましたが、今回はカネライトフォームより一般的と
 思われるスタイロフォームを使って製作してみます。製作対象の鳥はルリビタキです。
 スタイロフォームが青かったので、何となくルリビタキにしてみました。
 別に青い鳥ならなんでも良かったのですが、オオルリ、コルリより身近な鳥なんで・・。
 
 製作目標はスタイロフォームの材料特性の把握です。なので、作品の完成度は二の次です。
 ただ、白文鳥で発生した問題はなるべく是正していきたいと思います。
   
 スタイロフォームについて

 材料のスタイロフォームについてですが、実は色々な種類があります。
 よく分からないので、レモン画翠で扱っているスタイロブロックを
 一通り購入しました。左の写真は荒目のスタイロフォームです。
 
 見るからにスカスカで、とても彫刻向きではないと思ったので、今回
 は、この材をパスします。ただ、鳥のヒナを作るのであれば案外使え
 るかもしれません。
 

 中目と思われるスタイロフォームです。こちらはハンズで購入しまし
 た。結構スカスカ感がありますが、今回はこの材を使って製作してみ
 ます。
 

 細目のスタイロフォームです。かなり目が細かく彫刻向きなような
 気がします。色もアイボリーなので色塗りがやりやすそうです。
 今のところ、これが本命の材料です。この材は次回使ってみようと
 思います。

 極細目のスタイロフォームです。細目より更に目が細かいと言えば
 細かいですが、あまり変わらないように思います。色が水色なので、
 色塗り前に下地処理をしなければならないのが面倒かもしれません。
 細目が駄目だったら使ってみようと思います。
 
 
 製作過程

 中目のスタイロフォームを適当にカットします。一応バンドソーで
 カットしていますが、電熱線でも糸鋸でもなんでも構わないです。
 柔らかい素材なので簡単にカットできます。
 
 今回も白文鳥の時同様に、あまり寸法は厳密でないです。一応市販
 の図面を参考にしていますが、習作もないし、かなり適当です。
 

 大きな削りやカットはカッターナイフで十分加工できます。
 ただ、カネライトフォーム同様に目の向きはありそうです。
 刃の入れる向きよっては結構加工しにくいです。
 
 

 ここから先はいつも通りグラインダーで作業しました。削りに関しては、目の向きがあるので
 多少削り難いのですが、カネライトフォーム程ではなかったように思います。これは、こちら
 が慣れたのか、中目のスタイロフォームだったからなのかは不明です。
 
 羽出しは鉄筆で少し下書きし、モデラで刻み込んでいます。カネライトフォームの時は、結構
 弾力性があったように思いますが、スタイロフォームに場合は弾力性が弱い様なきがしました。
 ただ、モデラで十分刻めます。翼の羽出しについてはマイペンαも使って表現しています。
 翼の細かい羽出しは失敗しました。実際よりかなり羽数が減っています。
 これは材料が粗くて柔らかったのと、技術面が主な原因だと思います。根性が足りなかったのと、
 ちゃんと下書きしなかったのも原因だと思います。がんばれば、もう少しまともになると思いま
 す。(次回の細目で挑戦してみます)
 
 表面のケバケバ感は、カネライトフォームより少ないような気がします。その分、表面加工は
 しやすかったように思います。その他、嘴が細くて、この材では表現が難しいです。
 嘴は石粉粘土を盛って成形することにしました。全体の形が変(長い?)なのは、ロクに図面も見
 ずに適当に作ったからです。失敗に思うのですが、試作なのでこのまま進めます。ついでに、
 尾羽は滅茶苦茶厚めに作っています。スタイロフォームは結構弾力性があるので、折れることは
 なさそうなのですが、どうも怖くて攻め切れませんでした。
   

 目はいつも通りアクリル板を削り出して作っています。
 目入れ、アイリングはウッドパテだけで行っています。
 
 今週は疲れたのでここまでです。
 ちなみにここまで4時間もかかっていないと思います。
 素材が柔らかいのでサクサク削れるのと、羽出しの手間がほとんど
 かからないのが大きいと思います。
 

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