ミニウサギ バーニング〜目入れ |
2010/05/02 バーニング〜目入れ |
|
当初予定では、目も木で作る予定でしたが、アクリルアイの練習も兼ねて、
目はアクリル板から削りだすことにします。
ということで、写真のように全身バーニングの後、目を削りました。
バーニングの詳細は完成のコメントを読んでください。
本当は左右対称が理想的ですが、少し大きさが違います。
目の穴に色が付いているのは、失敗の跡なので気にしないでください。
|
|
習作で使った粘土を目の穴にはめ込んでみて、目の大きさや出っ張り具合
を図ります。今回の目製作では、2回程失敗しています。
最初に作った目は、この工程を飛ばしてしまい、なんだか小さい目になって
しまいました。
|
|
粘土で作った目を参考にしながら、5mmのアクリル板を削りだします。
いつもは、アクリル板の裏面は加工しないのですが、写真2のように
今回の目はカーブが大きく、屈折率が高すぎるので、目の裏面も削っています。
瞳孔は大きめで前寄りにしています。
瞳孔の色はバーントアンバー6+ウルトラマリンブルー4にしています。
最初は瞳孔の色をカーボンブラックにしていたのですが、
黒すぎて違和感があったので、茶色っぽくしています。
瞳孔がやや大きすぎるように思いますが、よく分からないのと、
黒目がちのほうがかわいいので、良しとします。
今回はアクリル板で目を作りましたが、色を塗らない場合は、
チークなど、黒っぽい木で目を作ってみるのもいいかもしれないです。
|
2010/05/02 完成 |
|
加工した目をエポキシボンドで接着して完成です。
本当は、このまま色を塗りたいところですが、今回はここまでとします。
先程書かなかったですが、今回は全身バーニングで仕上げています。
これが結構大変でした・・・。全部で4〜5時間かかったような気がします。
バーニングを入れる前には、水性色鉛筆の黄土色で毛の向きを下書きしています。
この時、とにかく毛の向きは自然に流れるようにすることが大事です。
バーニングを入れる時は、毛の流れの先を読みながら、慎重に行います。
また、下書きは水性色鉛筆なので、ラッカーを塗ればそのときに消えますが、
一応バーニングを入れる時に、消しながらやったほうがいいです。
バーニングの後はラッカーを2回程塗って仕上げています。
前足のバーニングが少し雑になってしまいました。。。
完成した作品を見ると、目が黒すぎるような・・・大きすぎるような・・・。
これでいいのかもしれませんが、目の周りにかなり不満が残ります。
特に、目の下の部分や目蓋の加工がいい加減です。
目の周りは、習作時点からおかしかったので、形が分かっていなかったようです。
やはり、ウサギという動物は謎です・・・。
本当は2週間位でサクッと完成させる予定で、出来も良くないですが、
習作から作図する技術や、荒削りの技術、目の加工技術は向上したので、
練習としては、良かったと思います。
また、今回実用することはできませんでしたが、染料を使った着色技術の
検証ができたのも良かったです。
疲れたので、当面は哺乳類はパスですが、
機会があれば、また哺乳類に挑戦してみようと思います。
|