トップバードカービングの部屋製作記録ハヤブサ胸像 >4.コクソ盛り・クチバシ削り


ハヤブサ胸像の製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 クチバシ削り

 先週、風邪を引いて、一応治ったっぽいのですが、どうも眠くてしょうがないです。
 このところ、毎日10〜12時間は寝ています・・・。
 だもんで、作業がちっとも進まないです・・・。
 
 ハヤブサの胸像にコクソを盛って、クチバシ周りを削りました。
 全体に、コクソを盛りすぎたかもしれません。
 頭が大きくなりすぎたような気もします。
 
 コクソがあると、ある程度修整ができてしまうので、止め所が難しいです。
 今回は、試しに削ってみて、気に入らなければ、コクソを盛って削り直すを繰り返しました。
 良く分からないので、何となくで仕上げました。
 
 ハヤブサのクチバシは、普通に伸びるので絶対的な正解はないです。
 多分、致命的には間違っていないと思います。
 現在の、うちのセイカーハヤブサは、もうちょっとクチバシが縦に長いですが、
 あんまり長いと、折れるかもしれないので、今回はこの程度の長さにしました。
 現物が目の前にあると、これはこれで迷いのタネになります・・・。
 
 今回削っていて思ったのですが、左右対称に削るのが無茶苦茶難しいです。
 照明に注意して、鏡も使って、凄く用心しながら削ったのですが、どうしても上手く削れないです。
 自分の技術の限界を感じました・・・。ホント不器用です・・・。
 上手い人は、この辺無意識にできるんだろうなーと思います。
 まあ嘆いてもしょうがないので、がんばるだけです。
 左右対称になっていない事に気づいただけでも前進です。
 
 コクソ防水処理追加実験


 コクソの防水処理の追加実験を行いました。
 
 左:ニトロセルロース(クリアラッカー)仕上げ
 右:プレポリマー(木固めエース)仕上げ
 
 上記を3時間水に浸けておいた結果です。クリアラッカーは、少し水が
 進入して、若干ふやけてしまいました。木固めエースは、ほぼ影響ない
 です。実際はこんな過酷な環境になることはないと思いますが、防水性
 能はクリアラッカーより木固めエースの方が明らかに上っぽいです。
 
 今回はクリアラッカーで試しましたが、機会があればルアーで使う、
 セルロースクリヤーも試してみようと思います。
 
 コクソの問題点


 コクソは上手く盛れば剥離しないですが、失敗すると写真のように剥離
 します。追加盛りすれば大体問題ないのですが、中途半端な盛り方だと
 剥離しやすいような気がします。木粉とデンプン糊の分量にもよるかも
 しれません。
 
 それと、コクソは水分が大敵ですが、手の汗も影響します。手袋せずに
 削っていたらベトベトしてきました。コクソを削る時は手袋必須です。
 今の季節は良いのですが、これから夏場はヤバイかもしれません。
 やはり、コクソは補修用途で少量使うものなのかもしれません・・・。
 

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