トップバードカービングの部屋製作記録シジュウカラ >11.WBC版 製作開始(角削り〜丸削り)


シジュウカラの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 WBC版製作開始(カットアウト)

 先週、展示会が終わりまして、少しは休んだり、どっか遊びに行こうかと思っていたのですが、徹夜とか
 したのが祟って、何だか生活のリズムがグチャグチャです。現在、昼夜逆転の生活をしています。
 
 家から出る元気がないので、遊びがてらシジュウカラのウッド版(木版)を作る事にしました。今ままで
 作っていたのが、スチロールバードカービング(SBC)で、今回はウッドバードカービング(WBC)
 です。
 
 んで、まずはカットアウトです。図面はSBC版のをそのまま使います。今回の材はチュペロです。
 手順は大体以下の感じです。
 
  @ 材が歪んでいないか確認する。角度が90度になっていないと歪んだカットになる。
  A 材に割れが入っていないか確認する。割れがある場合はその箇所は避ける。(今回はあった)
  B 木目の向きと密度を確認する。密度が濃い所は硬い所なので、細かい加工をする頭の部分とかになら
    ないようにする。向きは割れやすさ、強度、削りやすさに関連するので、尾羽や嘴の向きに考慮する。
  C 図面の上面図と側面図を転写する。角度、位置を間違えないように。
  D 側面図をバンドソーでカットアウトする。
  E カットアウトした廃材を、マスキングテープで張り合わせ。今度は上面図をカットアウトする。
  F カットアウトした材をヤスリで整える。
 
 久しぶりにバンドソーを使ったのですが、チョー怖かったです。別に危険な事は無かったですし、綺麗に
 カットできたのですが、何というかあの音とかが、どうしようもなく怖かったです。うちのハヤブサが、
 掃除機の音とかにビビるのですが、何だか分かるような気がします。どうも、最近デカイ音とか苦手です。
 
 角削り1

 タイフーンバーをメインに使って、角削りを進めます。基本的にはSBC版と同じ手順です。手順書を見
 ながら、久しぶりに木を削ったのですが、当たり前ですが木は硬いです。SBCのようにサクサク削れな
 いです。
 
 それと、タイフーンバーが怖いです。皮手袋をして作業したのですが、それでもビビりました。刃物系の
 カッターは怖くないのですが、こちらはあまり調子にのって使っていると直ぐに削れなくなるので、仕上
 げとかに使っています。
 
 角削り2

 角削り2です。木はスチロール材より精度がでるので正確さが要求されます。
 
 角削り3

 下の写真では下書きで、翼の丸みを書くのを忘れています。(どうもボケでます)
 
 丸削り

 丸削りの結果です。概ね良好だと思います。木は削るのが大変ですが、精度がでるので細かい加工が
 できるのが良いです。クチバシ周りはSBCより細かい加工をしています。パーツ分けは目安程度に
 しています。羽出しの下書きをしていくなかで正確な位置出しを行うつもりです。
 
 WBC版シジュウカラは、レジンキャストまで行う予定です。完成目標時期は8月25日です。
 そんなんで、8月も忙しくなりそうです。そろそろ失業手当が切れるので、真面目に稼ぐ方法を考え
 なきゃならんのですが、少なくても今年一杯はレベル上げと商材作りで終わりそうです・・・。
 


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