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シジュウカラの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 製作背景

 このところ、暑かったり寒かったりで、少々体調崩し気味です。(眠くてどうしょうもない)
 あと、チハヤ(セーカーハヤブサ)が何かとやらかしてくれますので、少々手を焼いてます。
 この原稿を書いている時も、頭や肩に止まったり・・・。爪が食い込んで痛いです・・・。
 
 そんな状況なので、先週はあまり製作が進んでいないんですが、カルチャー&製作キットの試作がてら
 スタイロでシジュウカラを作る事にしました。以下基本要件です。
 
 【基本要件】
  ・材料はスタイロ(カネライトフォーム細目)とする。
  ・サイズはライフサイズとする。
  ・ポーズはあまり凝らない。
  ・仕上げは彩色ありスリックで、硬い羽だけ出す。
  ・製作ガイドを作成する。
 
 【検討事項】
  ・足については、簡易型でもっと良い方法がないか考える。
  ・台は足次第だが、指に止められるようにもしたい。
  ・重さは、できればライフウエイトにしたい。
 
 キット販売やカルチャー教室(実施するか微妙なんですが・・・)の要件を満たすのが第一優先です。
 他にも色々作るものがあるので製作期間は1週間で考えています。
 
 習作


 簡単にですが、習作を作りました。
 今回はあえてミニチュアで作りました。
 ミニチュアなので、少ない粘土(レオン粘土)で簡単に作れました。
 
 簡単なので、気をつけポーズ(図鑑ポーズ)にしようかと思った
 のですが、あまり単純なポーズだと完成してから見栄えがしないので、
 少しだけ首を曲げてみました。難しそうだったら変えるかもです。
 
 トレース



 いつもは習作に三角定規をあてて方眼紙にトレースし、その後細
 かい線を追加しているのですが、今回は写真を撮って対応してい
 ます。
 
 この方法は以前にも試したことがあるのですが、その時は歪みが
 大きくて問題ありました。カメラのレンズに近い所は大きく、
 遠い所は小さくなってしまい、図面に展開すると計算が合わなく
 なってました。
 
 今回はその歪みを回避するため、あえて習作を小さく作って、
 カメラのレンズからの距離差を小さくするようにしました。
 完全に歪みが解消されるわけでは無いですが、大きな習作を撮影
 するよりかは歪みが少なくなったはずです。
 
 作図



 写真をトレーシングペーパにトレースして、歪みが無いように
 修整します。この時ライフサイズに変換しておきます。
 
 習作では尾羽が短すぎたようなので、作図のタイミングで延長
 しました。その他は、ほとんど習作時の線から変更していない
 です。
 
 修整時のコツとしては、カメラのレンズに近い箇所(上)は大
 きくなっていて、遠い箇所(下)は小さくなっているので、
 上は小さく、下は大きくするに修整すると良いです。
 
 何となくですが、いつもの作図より精度が上がったような気が
 します。何より、簡単に作図できるのが良いです。
 
 カットアウト


 図面からスタイロをカットしたところです。
 ちょっと尾羽の厚みが足りないかもしれません。
 木なら全然問題ない厚みなんですが・・・。
 
 5mm位あるので、普通に扱っていれば折れないのですが、
 乱暴に扱うと簡単にポキ行きそうな気がします。
 
 ひとまず1つ削って、ヤバそうなら図面を修整しようと思います。
 

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