トップ > バードカービングの部屋 > 製作記録 > スズメフクロウ >39.2号スズメフクロウ塗装(その3)
2号スズメフクロウ完成 | ||
2号スズメフクロウがようやく完成しました。以下、今回分の塗装手順と反省点です。 まあ、それなりに塗れたって感じです…。反省を踏まえて、3号もこの色系統で塗るつもりです。 【塗装手順】 01.WHITE で茶色箇所の白模様筆塗り 02.MUD BROWN + MAHOGANY でクリーム色箇所の茶色模様を筆塗り 03.MUD BROWN + MAHOGANY で白模様の淵をボカス 04.MUD BROWN 全身ウオッシング ⇒茶色箇所が若干くすむ ⇒白模様がクリーム色になる ⇒クリーム色箇所の箇所墨入れ 05.BLACK BROWN で後頭部の黒模様を筆塗り ⇒思ったよりテカった(注意必要) 06.BLACK で後頭部の黒模様のシャドーを筆塗り 07.BLACK でアイリングを筆塗り 08.BLACK で嘴のウェザリング 09.BURNT UMBER で嘴のウェザリング 10.YELLOW OCHRE でクチバシの修正 11.BURNT UMBER で茶色箇所をウオッシング ⇒茶色箇所の墨入れ ⇒茶色箇所のくすみ解消 12.MUD BROWN で足羽部分をウオッシング 13.BURNT UMBER で足黄色箇所をウオッシング 14.BLACK で足黄色箇所をウオッシング 15.MATT VARNISH で全身をエアブラシ 16.目のマスキングをはがす 17.BLACK でアイリングを筆塗り(修正) ※.使用塗料は全てファレホエアーです。 ※.筆塗り箇所は基本的に AIRBRUSH FLOW IMPROVER で薄めて使用しています。 ※.ウオッシングは水で薄めて使用しています。 ※.MATT VARNISH は水で薄めて使用しています。 【反省点など】 ・背中の白模様が大きすぎたかも。 ・顔面の白が弱すぎたかも。 ・茶色箇所が赤過ぎと思っていたが、これはこれでアリかも。 ・胸と翼の境界に違和感ある。 ・白模様を、もっとクリーム色にしても良かったかも。 ・背中のシャドーが弱かったかも。 |
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技術的な補足事項など | ||
【写真10 目の比較】 目は塗った方が良いのか、入れた方が良いのか比較用の写真です。右目がマスキングを剥がした後で、 左目がマスキングに塗っている状態です。それぞれ良いような気がしますが、鳥は澄んだ目が命なの で、個人的には、入れた方が好きです。 【写真11 使用塗料】 今回使用した塗料はファレホエアーです。木に塗る場合は普通のアクリル絵の具で問題ないですが、 ガレージキットの塗装で普通のアクリル絵の具を使うと、色が剥がれるし、オールパーパスシーラを 使うとテカるしで使いにくいです。ファレホはアクリル絵の具の感覚でガレージキットの塗装ができ るのが気に入っています。 今回、表面保護で MATT VARNISH を使っていますが、一応ファレホ用の物を使用しています。これは、 リキッテクスなどの物でも代用できるかもしれません。この辺の 参考記事 です。 あと、今回は、基本的に混色しなかったので、数滴ずつチビチビ出して使用しました。毎回蓋するの は面倒なので、使用中は爪楊枝で蓋をしました。 【写真12 薄めについて】 ファレホ用の溶剤はいくつかあるのですが、用途に応じて使い分けると良いと思います。自分の場合 は以下のように使っています。 ・エアブラシ塗装は AIRBRUSH THINNER で薄めて使用しています。塗り面にもよりますが、大体2倍 に薄めて使用しています。 ・エアブラシの清掃には AIRBRUSH CLEANER を使用しています。水で清掃して最後に使っています。 ・筆塗りは AIRBRUSH FLOW IMPROVER で薄めて使用しています。本来エアブラシ用の溶剤だと思われ ますが、フローメディウムみたいな感じで使えて良いです。ファレホはノビが良いので、水で薄め ると余計な所で羽枝に流れてしまって事故ることがあるのですが、これで薄めると、適度な粘りと ノビになります。塗膜も水で薄めた時より強くなると思います。 ・ウオッシング、墨入れは、水で薄めています。羽枝に塗料が良く流れてくれます。 ・各溶剤は小瓶に移し変えて、スポイトで使っています。 |
写真10 | 写真11 | 写真12 |
おまけ | ||
うちの猛禽ズが寝ているところです。チハヤ(セーカーハヤブサ)と、ボウ(アフリカワシミミズク) は相変わらず仲が悪いのですが、いつも同じ所で寝ています。 |
写真13 | 写真14 | 写真15 |