トップ > バードカービングの部屋 > 製作記録 > スズメフクロウ >38.2号スズメフクロウ塗装(その2)
マスキング | ||
相変わらず、どうも気合が入らなくて作業が滞っているスズメフクロウさんです。今週には完成させる つもりだったのですが駄目でした…。その分、塗装過程を細かく紹介できればと思います。 前回、パステルでシャドーを入れたので、ひとまずマスキングしたところです。 境界をぼかしたい所は、マスキングを少し浮かせておきます。 |
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エアブラシ1 | ||
ファレホエアーの MUD BROWN を全体に噴いています。シャドーを消さないように、かなり薄く噴いた のですが、後から思うと、もっとしっかり噴いておけば良かったです…。 |
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エアブラシ2 | ||
MAHOGANY を全体に噴きます。下地の MUD BROWN があまり利いていなかったので、少し多く噴いたの ですが、思った以上に赤寄りになってしまいました…。こんなことなら、MUD BROWN をキッチリ噴い ておけば良かったです。この時点では、シャドーは消えていないのですが、これから重ね塗りするの でシャドーが消えてしまいそうです。 |
写真07 | 写真08 | 写真09 |
シャドー強化(パステル追加) | ||
パステル(142)でシャドーを強化しました。強化するくらいなら最初のシャドーはいらなかったような…。 まあ、この塗り方は初めてなので、多少の遠回りをしょうがないです。次回は考慮したいと思います。 |
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エアブラシ3 | ||
MUD BROWN を全体に噴きます。これで、黄色寄りになって良い感じの赤茶になるはずだったのですが、 MAHOGANY が利き過ぎていてあまり変化がなかったので、MEDIUM YELLOW を噴いて黄色寄りに無理やり しています。写真では光の加減で分かりにくいですが、一応茶色になっています。 もう少し、黄色寄りで、彩度が低い茶色にしたかったのですが、どうも上手くいかないです。何度も シミュレーションしたのですが、実戦では中々上手くいかないものです。まあ、これからスミ入れな どをすると、どんどん彩度は下がるはずなので、今回はこのままいきます。失敗したら失敗したで、 経験値になるので良しとします…。 それにしても、塗装作業は照明で見え方が変わってくるし、目が疲れてきても見え方が変わってくる しで、どうも不確定要素が多すぎて好きになれないです…。 |
写真13 | 写真14 | 写真15 |
筆塗り1 | ||
YELLOW OCHRE で黄色箇所を筆塗りします。爪は BLACK GREY を筆塗りしています。目のマスキングは まだ必要なのですが、マスキングしたままだと完成イメージが掴み難いので、遊びがてら塗っておきま した。思ったより良い感じに塗れたのですが、透明感がないので、なんか、生き生きとしていないです。 個人的には、鳥は目がキモなような気がします。フクロウ類のような目が大きい鳥や、大きな作品は、 ガラスアイやレジンアイを入れた方が良いように思います。ただ、ミニチュアの場合は別に入れなくて も良いような気もします。 今週は、ここまでしか出来なかったです。スミ入れしていないので、全体にノッペリしていますが、 これから模様を描いたり、スミ入れすると、多分引き締まると思います…。 |
写真16 | 写真17 | 写真18 |
おまけ | ||
特に意味はないのですが、うちのチハヤ(セーカーハヤブサ)です。スズメフクロウで目を筆塗りし ましたが、実際の鳥の目はこんな感じです。種類によって違いがありますが、少し飛び出ていて、凄 く透明感があります。やはり魅力的な目です…。 猛禽類の目は立体視するために、前方に向いて付いていると言われていますが(フクロウ類が顕著)、 ハヤブサ類については、あまりそんな気がしないです。結構横向きに付いているような気がします。 先日、鳥類学の本を読んでいたら、こんな理由でハヤブサ類の目は比較的横についているそうです。 獲物を襲う時、滅茶苦茶速く飛ぶ。 ⇒高速飛行中は、首を動かす余裕がない。 ⇒ある程度、広い視野がないと獲物を見失う。 ⇒目を横につけて広い視野を確保! タカ類は、ハヤブサ類のような高速飛行は行わないので、目が前に付いていて、とにかく立体視を 優先しているようです。目が横についているいると立体視できないように思えるのですが、猛禽類 など、肉食系の鳥は中心窩は2箇所あるので、大丈夫なようです。それにしても、鳥類の目は高性 能ですねぇ…。 |
写真19 | 写真20 | 写真21 |