トップバードカービングの部屋製作記録スズメフクロウ >32.目入れ、アイリング加工


スズメフクロウの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 目入れ、アイリング加工

 スズメフクロウさんの目入れと、アイリング加工を行いました。
 
 まずは目入れですが、入れた目玉はUVレジンで自作した10mmレジンアイです。ウッドパテで固定
 しています。この時は固定のみで、アイリングとかは作りこまないです。フクロウ類は目が前を向
 いているので、左右で出っ張り具合とかが違うと目立ちます。なので、この工程では、とにかく左
 右対称になっていることが重要です。と言っても、なんかチョット失敗したような気がします…。
 
 ウッドパテを使った理由は、ウッドパテは食い付きは悪いですが、サラッとしていてベタ付き難い
 からです。実際、何度か入れ直したのですが、ベタベタしないので修正しやすかったように思いま
 す。フクロウ類は目が結構飛び出ていると言うか、レンズが厚いので出目気味でも良いと思います。
 今回は先に目止め処理をしていたので、作業し易かったです。目止め処理せずに目入れすると、目
 の周りが汚くなる事が多いのですが、今回は汚くならなかったです。まあ、一発で決められれば、
 目止め処理前に入れても良いのですが、そんなに器用でないです。
 
 アイリングは「APOXIE Sculpt」を使っています。ガレージキットを制作する人には定番品だと思
 います。足で使ったタミヤの安いパテは止めておいた方が無難だと思います。ベタベタしすぎて、
 レジンアイを汚します。このパテは、練り易い上に、硬さ、食い付きが丁度良い感じです。ただ、
 お値段は高めです。緑のパテでも良いのですが、あちらは練るのが少々手間なのと、なんか目の周
 りが緑色になるのが嫌だったので却下しました。
 
 うちのアフリカワシミミズクは、いつも目蓋が微妙に下がっていて、眠そうな顔をしているのです
 が、スズメフクロウの写真を確認すると、割とパッチリしているようです。と言っても、フクロウ
 類なので一応目蓋を造形しておきました。目蓋には毛が生えています。
 
 もうチョットしっかり目蓋を作り込んでも良いように思ったのですが、やり過ぎると顔が締まらな
 くなりそうなので、この程度にしています。ちなみにアイリングは黒色です。あんまし太すぎると
 アイラインが濃い化粧みたいになるので注意が必要です。と言っても、フクロウ類は濃い顔をして
 いるので、良いと言えば良いかもです。
 
 一応これで原型は完成ですが、足と尾の接続があまり良くないです。自分で組み立てる分には問題
 ないのですが、ガレキにした時がどうなるか不安が残ります。また、いつもレジンアイを埋め込ん
 でキャストしているのですが、今回は目が大きいのと、向きが厳密なので、猛烈に失敗しそうな予
 感がします。そんな、不安だらけですが、2017年の作業はこれで終了です。今年もこれと言った成
 果が無かったです。ヤバイです…。
 
 上手く撮影できていないのですが、動画を撮っておいたので載せておきます。
 


< 前工程   工程一覧   次工程 >


inserted by FC2 system