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スズメフクロウの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 目止め処理

 メチャ遅れているスズメフクロウさんです。それにしても、この冬は寒いです。指先が冷えて作業
 しにくいです。その上、東京はずっと晴れが続いていて、空気が乾燥しています。指先もカサカサ
 になって、パテ作業はハンドクリームが必須状態です。
 
 そんな超乾燥状態ですが、目止め処理するには実に都合が良いです。今回もプレポリマー系の溶剤
 (木固めエース)で目止め処理を行いました。この溶剤、水分に反応して硬化するので、乾燥して
 いるのは都合が良いです。
 
 原液:シンナー=2:1の割合で混ぜて塗りました。説明書上は原液ストレートか10%までシン
 ナーを混ぜて良いとありますが、ハヤブサの胸像制作時、濃すぎて後悔したので今回は慎重に進め
 ました。
 
 説明書上は布で塗れとありましたが、筆でポンポンするように塗りました。吸い込まなくなるまで
 何度も塗って、2日乾燥させて、最後にもう1回塗って、2日乾燥させました。チョット塗りすぎ
 なような気もするのですが、コクソ箇所も含めて、バーニングやテクスチャリングを壊すことは無
 かったです。
 
 目止め処理が甘いと、シリコン型を作る時、シリコンの水分を木が吸って、ササクレ状態になる事
 があるので、念入りに目止め処理しておきました。また、いつもは目を入れてから目止め処理する
 のですが、今回は先に目止め処理しました。
 
 目を入れる時、エポキシパテを使うのですが、その時、ハンドクリームや水を使ったりします。目
 止め処理をしていないと、目の周りに水が付いたりして、モールドが壊れる可能性があります。特
 に今回は、顔面が全てコクソなので、特に水分は避けなくてはならないです。下手すれば溶けます。
 
 年内は目入れまでして、年明けにシリコン型を作る事になりそうです。シリコン型作りも前回失敗
 しているので、悩ましいです・・・・。
 

 おまけ

 うちのボウ(アフリカワシミミズク)です。頭に落葉を挿してみました。こう見えてもボウは
 女の子です。チョットは可愛くなったでしょうか。と言うか、アクセサリーと言うよりか、頭
 にアンテナをのせているみたいです。首の動きも丁度アンテナが回転しているみたいです。
 
 そんなボウですが、そろそろ卵を産む時期になってきたので、最近妙に愛想が良いです。少し
 前までは、こっちが鳴きまねしてもガン無視状態だったのですが、最近はボウの方から鳴いて
 誘ってきます。どうやら、この冬も卵を産むつもりでいるみたいです。困ったものです・・・・。
 


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