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スズメフクロウの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 木彫りで幼鳥の兄弟(途中)

 先日、贈答用にフクロウの木彫りの制作依頼が入りましたので、今回はその制作リポートです。
 
 ・使用材 : シナ材
 ・大きさ : 140×120×80(高さ×幅×奥行)
 ・仕上げ : 無垢仕上げ
 ・鳥種  : フクロウ(インドコキンメフクロウ)の幼鳥
 ・制作期間: 約1週間
 ・その他 : 2羽が寄り添っている感じにする
 
 今回は、形が形だけに図面は無いです。最初は図面を描こうとしたのですが、上手く描けなかったです。
 なので、イメージ図だけ描いて、いきなり削りだしました。と言っても、いきなり木を削って失敗すると、
 大変痛いものがあるので、スタイロフォームで途中まで削って形を確認したあと、木を削っています。
 
 以前削ったシナ材は柔らかかったので、今回も楽に削れると思っていたのですが、予想以上に硬くて苦労
 しました。同じ木種でも、場所によっては硬いこともあるので、注意が必要そうです。手にとって重さを
 確認すると大体の硬さは予想できそうです。
 
 硬いと削るのは大変ですが、仕上げは綺麗になります。柔らかいとスカスカしていて、ヤスリがけしても
 何となく綺麗にならないのですが、硬いとシャキっと綺麗になります。ただ、硬いと力を入れてヤスリが
 けするので、結構体力を消耗します。
 
 そんこんなで、120番をかけている途中で力尽きました・・・。120番が終わったら顔周りを少し修整して、
 240番をかけて完成の予定です。無垢材の暖かさを最大限活かしたいので、今の所、ラッカーなどは塗ら
 ないつもりです。来週、完成版をアップする予定です。
 
 勢いで削ったので、少々歪みがありますが、正確さより、フクロウらしさ、可愛さを優先させました。
 といっても、ポイントは一応押さえたつもりです。木のウロから外を覗いている兄弟フクロウの幼鳥を
 イメージしました。丸くてダルマっぽくで可愛くできた方だと思います。
 
 今回のフクロウのモデルは、インドコキンメフクロウで日本のフクロウではないです。最初はエゾフク
 ロウにしようかと思ったのですが、顔盤発達タイプのフクロウは作ったことないので止めておきました。
 今回のタイプのフクロウは、去年、スズメフクロウで試作を作りまくったので、削り方を覚えていまし
 た。スズメフクロウ自体は制作休止中ですが、妥協せずに練習しておいて良かったです。
 
 


 制作とは関係ないですが、今週のチハヤ(セイカーハヤブサ)です。
 
 最近、あまり散歩に連れて行っていないので、
 微妙に体臭が強くなったような気がします・・・。
 ちょっと生臭いです・・・。
 
 作業中は、写真のように、隣でこちらをボーと眺めていたり、
 羽繕いしたりしています。眠くなるとアヒル寝とかもします。
 隣でずっといるので、微妙に気になります。
 
 「ハヤブサも作って!」とアピールしているのでしょうかね?

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