トップバードクレイの部屋製作記録エナガ >20.エナガ色塗り(2号)


エナガの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 防毒マスク投入

 今週は、ワンフェスが終わりまして少し呆けていました。
 と言うか、部屋の中が超絶散らかっていたので片付け作業をしていました。
 あと、ネット通販の方法とか、今後の予定とか、課題抽出と技術検討(調査)などしてました。
 なんで、あんまり製作活動していないです。
 
 課題の1つとして、1号エナガの色塗り時にシンナーでラリッタので、ひとまずその対策です。
 ついに、防毒マスクを購入しました。
 ここまで物々しくする必要があるとは思えなかったので、今まで購入を見送っていたのですが、
 背に腹は変えられません。あの頭痛状態は真っ平ゴメンです。

 で、購入した防毒マスクですが、お値段は約3000円(吸着缶込み)でした。
 吸着缶は消耗品です。約500円します。あと、使用期限があります。
 吸着缶の交換時期は、吸着缶の仕様書を見ると結構短時間(数時間)ですが、
 使い方にもよると思います。(その内、レポートするかも)
 吸着缶が余計な物を吸着しないように、使用後はビニール袋に入れて、缶箱で保管しています。

 自分はアクリル溶剤の臭い(病院の消毒臭とそんなに変わらない)でも結構駄目なんですが、こちらは
 使い捨ての活性炭マスクと防塵マスクを二重にすれば何とかなります。問題はプライマーとか強烈な
 シンナー臭がする溶剤を扱う時で、この時だけ防毒マスクを使用しています。
 
 で、性能ですが、素晴らしいです!全然臭わないです!
 むしろ、普通の空気より綺麗な感じがします。
 それなりのお値段でしたが、健康の事や作業効率を考えると良い買い物だったと思います。
 問題点は、作業中に飲み物が飲めない。暑いと蒸れる。
 あと、防毒マスク+拡大鏡(オプチバイザー)を装備すると、怪しすぎるのかボウが威嚇します。

 下の写真は防毒マスクと、パステルまで終わったエナガさんです。
 防毒マスクのおかげで、プライマー作業が楽でした。
 ついでに、ワンフェスで売れ残った未完成品のエナガさんは全部完成させようと思っています。

 エナガ色塗り(2号)

 エナガさんの色塗り2号です。
 今回は時間があったので、しっかり塗ろうとしたのですが、それが裏目に出ました。
 頭のフワフワ感を出そうとしてパステルとかで色々試したのですが、どうも良く無いです。
 
 頭は細かい羽が多くあり、ギザギザになっています。
 そういう所なんで、レジンキャスト時に小さい気泡ができてしまいました。
 気泡がある所でパステルをやると、気泡箇所を強調してしまいます。
 かと言って、絵具塗るとフワフワ感が減ります。
 で、何度も塗り直していたら、少し変になってしまいました・・・。
 
 次回キャストする時は、ベビーパウダーなどを使用して気泡対策を強化しようと思います。
 また、絵具も不透明系の絵具でなく透明系の絵具を使用するかもです。

 反省はともかく、2号は1号よりシャドーが濃くなっています。
 特に肩羽は大分濃くしています。
 最終的には1号より綺麗に塗れたように思うのですが、1号のシンプルな色塗りも悪くないです。
 また、絵具を使わずにパステルだけで仕上げるのも良いかもしれないです。
 以下、2号の色塗りログです。台、枝、足は1号と同じなので省いています。


 
 エナガ色塗りログ

 【本体】
  @プライマ
  Aアクリル ウォームホワイト(頭、胸、腹)
  Bパステル 白部分をグレー(007)でシャドー
  Cパステル 黒(W006)で翼、尾、頭、クチバシなどの黒い箇所
  Dパステル ピンク(014、028)で肩羽、下尾筒、腹などのピンク箇所
  Eプライマ
  Fアクリル バーントアンバー(70%)+ウルトラブルーディープ(30%)で黒箇所 ⇒境界部分はパステル残す
  Gアクリル カーボンブラックで黒部分の影を強化
  Hアクリル 朱色(NORWGIANORANGE)(20%)+チタニウムホワイト(80%)でピンク箇所 ⇒境界部分はパステル残す
  Iアクリル カーボンブラックでアイリング
  Jアクリル イエローオキサイドでアイリング
  Kアクリル バーントアンバーで全身をウォッシング
  L溶剤   マッドバーニッシュで全体の艶を整える
  M溶剤   ポリウレタンバーニッシュでクチバシ、羽軸の艶を出す
  N溶剤   タミヤのUVレジン用つや出しニスで目の艶を出す

  注1)アクリル絵具はタミヤのアクリル塗料溶剤で薄めて使用
  注2)アクリル絵具はガッシュを使用
  注3)ウオッシングとは無茶苦茶薄めた絵具で色塗り(墨入れみたいなもの)
  注4)プライマはプラスチック用のクリアタイプを使用
  注5)パステルの番号は色番号、また使用したのはハードタイプ
  注6)パステルは紙に擦り付けて、出てきた粉を筆で塗る
  注7)こちらも参考にしてください。頭以外の色は同じです。


 ※Aの工程を省きたい所です・・・。
 ※1号はパステルを塗る時に、チョコチョコとプライマーを噴いたのですが、今回はまとめて処理しました。
 ※Kの工程は1号では行っていないです。
 
 次回はシマエナガの色塗りに挑戦したいです。


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