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ルリビタキの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 アクリル絵具で色塗り

 ルリオさんの色塗りがようやく完了しました。先週は仕事が忙しくて、平日に全然作業できなかった
 のと、背中の青の表現に苦戦して、結局は月曜の午前2時頃までぶっ通しで作業してました。
 色塗りは、塗り始めると切りが良い所まで一気に作業することが多いので疲れます。
 で、今回の色塗りレポートです。
 
 【反省点と注意点】
  ・金属光沢パウダーを混ぜると白っぽくなるので、元の色は明度の低い色にしておく。
  ・金属光沢パウダーは混ぜすぎると、かなり照かる。一度照かるとツヤ消しするのは困難なので、
   パウダーの分量は注意する。
  ・風切羽のエッジを青にしたかったが失敗した。下地に青を塗って、根元を黒にする作戦だったが
   失敗率が高いので、素直に最初から塗り分けた方が良いと思われる。
  ・今回は台の下塗りにシルバーを噴かなかったが、雪の発色が良くなかった。
  ・アクリル溶剤は消毒液程度の匂いしかないが、活性炭マスクをしていても酔った。眠い時や疲れ
   ている時は注意が必要。
  ・最後の方は手がプルプルしてきた。もっと筋トレすべし。
  ・細かい所は色々気になるが、苦戦した割には良く塗れた方かも。
 
 【今回工夫した所】
  ・アイリングをギリギリまで細くした。(削った)
  ・足骨組みのハンダ付けは、写真1の様に台で行った。こうする事で台と骨組みの形が一致させる
   ことができる。台は樹脂なのでハンダの熱で溶ける可能性があったが、台と骨組みの間に厚紙を
   はさむ事で、溶かさずにすんだ。紙を1枚はさむだけで、台の焦げ付きを大分回避できる事が分か
   った。(ただし、ハンダ付けは手早く行う事)
  ・台の雪盛りで、側面にはみ出す位まで盛った。この方がボリューム感があって良い。
 
 【色塗り手順(失敗した手順は未記載)】
 
  下塗り(写真2)
   1.パステルで下塗り。
  ※影部分は筆で塗る。
  ※パステルはドライ系の方が色乗りが良いかも。オイル系はムラがある。
 
  尾上面、上尾筒、背中の色塗り
   1. ウルトラブルーディープで塗る。
   2. 1の色に金属光沢パウダーを混ぜて塗る。
   3. 尾羽上面のT1の内弁に、1の色にバーントアンバーを足した色を塗る。
   4. 3の色で尾上面、上尾筒の影を塗る。
   5. 薄めた1の色でウォッシング
  ※最初はウルトラマリンブルーを使ったが、パウダーを入れると水色になるので良くない。
  ※パウダー入れすぎると、照かるので注意。
 
  尾下面の色塗り
   1. ウルトラブルーディープ+ニンバスグレイで尾下面に塗る。
   2. バーントアンバーでウォッシング
 
  翼下面の色塗り
   1. バーントアンバー+ニンバスグレイで翼下面を塗る。
   2. 薄めたバーントアンバーでウォッシング
 
  翼上面の色塗り(風切羽など)
   1. ウルトラブルーディープ+バーントアンバーで翼の羽を塗る。
   2. 薄めたウルトラブルーディプで外弁側を塗る。
  ※三列風切の外弁は、しっかりと青にする。(後は大体でも構わない)
 
  腹、下尾筒の色塗り
   1. 凄く薄めたイエローオキサイドで腹、下尾筒を軽く塗る。
   ※ 影はパステルで表現したのを使う。
 
  脇腹の色塗り
   1. イエローオキサイドで脇腹の黄色箇所を塗る。
   2. イエローオキサイド+バーントシェナーでハイライトを入れる。
 
  アイリングの色塗り
   1. カーボンブラックで塗る。
 
  クチバシの色塗り
   1. バーントシェナー+ウルトラブルーディープで全体をクチバシ全体を塗る。
   2. バーントアンバー+ウルトラブルーディープ+カーボンブラックでクチバシ先端を中心に塗る。
 
  足の色塗り
   1. バーントシェナー+ウルトラブルーディープで全体を足全体を塗る。
   2. バーントアンバー+ウルトラブルーディープ+チタニウムホワイトで薄く塗る。
   3. 2の色に更にチタニウムホワイトを足して爪を塗る。
   4. 薄めたバーントシェナーでウォッシング
   5. エナメル塗料のデッキタンで墨入れ。
 
  ツヤ出し
   1. ポリウレタンバーニッシュで爪、クチバシ、羽軸を塗る。
 



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