トップバードクレイの部屋製作記録ルリビタキ >12.ルリビタキメス色塗り@


ルリビタキの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 ポリデントで洗浄

 桜文鳥で、色ノリが悪かった原因は良く分からないのですが、剥離剤の洗浄が足りなかった可能性が
 あります。試したい洗浄剤があるのですが、近所で売っていなかったのと、ネット購入の暇がなかった
 ので、試しに入れ歯洗浄剤で洗浄してみます。
 
 使った入れ歯洗浄剤は「ポリデント」です。近所のスーパーで普通に売ってました。で、下の写真は
 洗浄時の写真です。左から順です。水150mmに対して1錠投入するのですが、最初は勢い良く泡がでます。
 作品を溶かすんでないかと、ちょっとビビリます。しばらくすると、緑色の溶液が見えてきます。
 いかにもって感じです。一晩放置しておくと、白く濁った液体になります。
 
 結果は洗浄されたんだか、洗浄されていないんだか良く分からないのですが、パステルのノリは良く
 なったような気がするので、効果あったのかもしれません。一晩も漬けておいたので作品が溶けていな
 いか不安だったのですが、そちらは全然問題なかったです。入れ歯を溶かしては大変な事になるので、
 その辺はしっかりしているみたいです。
 

 足の修整


 色塗りの資料集めで、ネットでルリビさんの写真を色々眺めて
 いたのですが、どうも指の長さが違っているみたいです。
 左の写真は修整前の足です。第3指が短いです。
 


 指の長さを見直しました。ついでに指が少し太すぎたので、
 真鍮線は全体を潰して、幅を小さくしています。
 


 ハンダ付けした所です。第3指が長くなりました。
 
 パステルで下塗り

 今回のルリビさんは、色塗りの練習がてら、ひとまずメスで作ってみます。まあ、メスの方が色塗り
 難しそうなんですが、何事も経験です。下の写真は左から順にパステル&つや消しプライマーを塗重ね
 た所です。
 
 文鳥の羽と違って、ルリビの羽は羽柄に近い方が灰色なので、陰影がハッキリでます。なので今回は試
 しに陰影も表現してみました。この後、アクリル絵具を塗るので無駄になるかもしれませんが、何事も
 挑戦です。チョットやりすぎて汚くなった感もありますが、何となく塗り方は分かりました。ちなみに、
 影部分は面相筆にパステルの粉を付けて塗っています。ついでに、今回は目のマスキングをマスキング
 テープで行っています。マスキングコートはお手軽なんですが、綺麗に剥がすのが大変だったので、変
 えてみました。マスキングテープを小さく切って何枚も貼付けて円状にしています。
 
 本当は一気に仕上げ塗装まで行きたかったのですが、足の作り直しやら、台の製作やらで予想以上に
 時間がかかったので、今週は下塗りまでです。
 

 台の製作(雪の表現)


 今回は台もレジン製ですが、当初予定の土の表現を、試しに雪に
 変えてみます。左の写真は昔購入しておいた人口雪です。購入
 したのは良いのですが、使う機会がなくてずっと放置してました。
 
 人口雪と言うと、鉄道模型などのジオラマでよく使われるヤツを
 連想するかもしれませんが、今回は実物大の雪なので、ジオラマ
 用の人口雪は、粒子が小さすぎて使えないです。
 
 で、この人口雪ですが、触った感じは、スタイロフォームの一番
 粗いヤツを砕いた感じです。案外、スタイロの一番粗いヤツから
 自作できるかもしれません。
 


 台は側面を黒くしたいので、プライマーを噴いた後、光沢ブラック
 で全体をスプレーします。よく乾かした後、側面だけマスキングし
 ます。
 


 側面以外にシルバーをスプレーします。シルバーを噴く狙いは、雪
 の白さを引き立てるためなんですが、効果があったのかは微妙です。
 


 石部分をアクリル絵具で塗ります。定着率が不安だったので、
 カーボンブラックにジェッソとオールパーパスシーラを混ぜた
 グレーで下塗りし、あとは適当に塗っています。
 
 
 雪の表現

 スチレンボンドを厚くぬり、その上に人口雪を降りかける事を4回行いました。何とかくっつきました。
 スチレンボンドはスチロール用のボンドなので、樹脂は本来接着できないのだと思いますが、厚く塗れば
 何とかなります。というか、プラモデル用の接着剤を使ってみたら、ものの見事に人口雪が溶けました。
 
 で、完成度ですが、まあ雪って言えば雪っぽいです。ザラメ雪って感じです。ボロボロ取れるんでないか
 と危惧していたのですが、思ったより取れないです。引っ掻いたりとか、無茶な扱いをしなければ大丈夫
 そうです。
 
 今回は、完成まで行けなかったですが、雪の表現方法が分かって良かったです。
 


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