トップバードクレイの部屋製作記録ルリビタキ >6.羽出し1


ルリビタキの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 ひとまず色塗りの手前まで進めてみます

 先週、文鳥さんが何とか完成し、レジンで量産できるようになって、デザフェスの出展物に少し余裕が
 できたので、息抜きがてらルリビタキさんの製作を進めてみます。といっても、色塗りの手前まで進め
 て、そこから先は保留です。
 
 表面処理


 文鳥さんの型を取る時、原型にはしっかりラッカーを塗ったつもり
 なのですが、樹脂の水分が染み込んだのか、少し表面がケバ付き
 ました。ラッカーを塗っても完璧に防水できるようではないみたい
 です。
 
 そこで今回はもう少し表面処理をしっかり行う事にしました。左の
 写真は消毒用エタノールを塗った所です。木の繊維にエタノールが
 染み込んで、全体にケバ付きます。
 


 240番のヤスリをかけて表面を滑らかにしたところです。エタノール
 を塗る技法は、昔バードカービング教室で習った技法なのですが、
 理由が良く分からなかったです。表面処理のあと羽出しで削るし、
 ラッカーで目止めはするし・・・。自分なりにエタノールを塗る理由
 を考えてみました。
 
 @.木の繊維に水分を含ませて、ケバ付き目立たせ、その状態でヤスリ
   掛けすることで、後で水分を吸ってもケバ付かないようにする。
 A.消毒効果があるので、後でカビが生えるのを防ぐ。
 B.エタノールは蒸発が早く、蒸発時に木材から水分を奪う。羽出し時
   は木材が十分に乾いていた方が作業しやすい。
 
 まあ、こじつけ感が大ありですが、ひと手間かけておいても損はないか
 もしれません。
 
 尾、翼の羽出し

 尾、翼の羽出しは、グリーンストーンをメイン使ってに羽出ししています。
 このポーズは翼が邪魔で、尾羽の羽出しが滅茶苦茶やり難かったです。
 

 頭以外の柔らかい羽の羽出し


 柔らかい羽は、以下の手順で削っています。
 
 @.ウロコ状に削る(胸のあたり)
 A.大きな羽の割れを削る。(真ん中あたり)
 B.羽縁をギザギザにしておく。(腹のあたり)
 
 羽出しは色々なやり方があり、一番作風が現れやすい所だと思います。
 なので、軽く削る程度でもいいかもしれません。文鳥さんの場合は全体
 にツルっとした感じだったので、ほとんど羽出しは行っていないです。
 羽の膨らませ具合や鳥種でも表現方法が変わってくると思います。
 今回の羽出しは、比較的凝ったやり方で、予想以上に時間がかかってし
 まいました。頭の羽出し次回に持ち越しです。
 


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